特許
J-GLOBAL ID:200903041032695497

金属帯の磁気探傷方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 宗治 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-220853
公開番号(公開出願番号):特開平5-060730
出願日: 1991年09月02日
公開日(公表日): 1993年03月12日
要約:
【要約】【目的】 金属帯の内部または表面の主要疵から微小疵や溶接部まで広範囲の各種疵を高感度で検出することができる金属帯の磁気探傷方法及び装置を得ること。【構成】 金属帯の走行方向と直角方向に1列または2列に配列された磁気センサ群からそれぞれ各対の磁気センサ1-1及び1-2を選択する選択手段と、各対の磁気センサ出力の最大ピーク値を求めるピークホールド回路3-1及び3-1と、前記各対の最大ピーク値の差を演算する差演算回路4と、前記差演算値より第2閾値を算出する第2閾値演算回路5と、予め設定した第1閾値及び前記第2閾値と疵信号とをそれぞれ比較する第1及び第2比較手段6-1及び6-2とを備えたものである。
請求項(抜粋):
走行する金属帯の走行方向に磁界を発生させ、前記金属帯の内部または表面の欠陥により生ずる漏洩磁束を前記金属帯の走行方向と直角方向に1列に並べて配設した複数の磁気感応素子により検出して欠陥信号を得る金属帯の磁気探傷方法において、前記複数の磁気感応素子から所定間隔の2つの磁気感応素子をそれぞれ一対とするように選択し、前記選択された各対の磁気感応素子毎にそれぞれ得られる2つの検出信号の前記金属帯の一定走行区間毎の最大ピーク値をそれぞれ検出し、前記各対の磁気感応素子毎にそれぞれ検出された2つの最大ピーク値の差を算出して、これを各対の磁気感応素子の各走行区間毎の疵信号値とし、前記各対の磁気感応素子の各走行区間毎の疵信号値を予め設定された第1閾値と比較して、前記第1閾値を越える場合にこれを前記金属帯の主要疵として検出し、前記各対の磁気感応素子の各走行区間毎の疵信号値に所定の係数を乗算した後に所定のバイアス値を加算してこれを該当区間の演算値とし、該演算値と過去複数区間にわたり記憶しておいた複数の区間演算値との移動平均値を算出し、該移動平均値を次の走行区間における各自の第2閾値とし、前記各対の磁気感応素子の各走行区間毎の疵信号を前記1つ前の走行区間において算出された各自の第2閾値と比較して、前記第2閾値を越える場合にこれを前記金属帯の微小疵として検出することを特徴とする金属帯の磁気探傷方法。

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