特許
J-GLOBAL ID:200903041046781183

心筋安定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-147807
公開番号(公開出願番号):特開2000-023988
出願日: 1999年05月27日
公開日(公表日): 2000年01月25日
要約:
【要約】【課題】 幾つかのタイプの心臓手術に関しては、作動し拍動している心臓に体外循環を施さずに処置を実行することが有益である。しかしながら同時に、処置が行われるに当たり適切な心筋部を外科処置所要時間中非可動化することが必要である。【解決手段】 本発明による装置は、この目的のために誘導された磁界を活用しており、磁界のソースである固体部分に対して、この磁界が存在する間に、所要の長さ、位置及び形状を保ちつつ心筋内へとそれぞれ挿入された少なくとも2本の強磁性体ファイバーが引き付けられるようにしている。磁界を誘導する部分と強磁性体ファイバーの間での心筋圧迫により、前記心筋領域の非可動化が保証される。
請求項(抜粋):
心筋を局部的に安定させるための装置であって、物理的には独立しているが機能的には依存している2個の部品から成り、その内の1部品は非可動化のために所要長分だけ心臓(15)の外面に適用される、末端をクランク状に曲げて接触面を形成している永久磁石(11)であり、第2部品は強磁性体材料から形成されたファイバー(4)から成り、しかもこのファイバー(4)は針(5)という手段により、永久磁石(11)の接触面の長さに対応する長さ分だけ心筋(3)内へ挿入され、その結果、前記永久磁石(11)を挿入された強磁性体ファイバー(4)上に置くことによって、前記ファイバー(4)は永久磁石(11)の接触面に向かって引き寄せられるようになり、これにより、少なくとも2本の強磁性体ファイバー(4)を前記領域の縁へと導入し、そして更に導入された強磁性体ファイバー(4)がそれぞれ別々にファイバー(4)を引きつける独立した永久磁石(11)を有していることにより、心臓領域(15)の非可動化が実現されることを特徴とする安定装置。

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