特許
J-GLOBAL ID:200903041076574840

有機溶剤ガス回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 征史 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-173157
公開番号(公開出願番号):特開平7-024249
出願日: 1993年07月13日
公開日(公表日): 1995年01月27日
要約:
【要約】【目的】 中和・精製装置等の大掛かりな付帯処理設備を必要とせずに高品質の回収溶剤を得ることができ、有機溶剤ガス回収に要する維持管理費の低減が図れ、しかも、回収溶剤の中和処理による2次不純物も生成することのない有機溶剤ガス回収方法を提供する。【構成】 活性炭16aを備えた吸着装置14に有機溶剤ガスを含む原ガス102を供給する際、該有機溶剤ガスにアミン系有機溶剤を添加する。アミン系有機溶剤は弱塩基物であるので有機溶剤の安定剤として作用する。これにより、有機溶剤が脱離用ガス104および活性炭16bの触媒作用により分解して有機酸、無機酸、過酸化物等の不純物を生成するのを最小限に抑える。また、吸着装置14に供給された脱離用ガス104にアミン系有機溶剤が同伴されるため該脱離用ガスはアルカリ性となり、これにより、活性炭16bからの有機溶剤の脱離が促進される。アミン系有機溶剤は有機溶剤とケン化反応せず、2次不純物は生成されない。
請求項(抜粋):
活性炭を備えた吸着装置に有機溶剤ガスを含む被処理ガスを供給して前記有機溶剤ガスを前記活性炭に吸着させ、その後、前記吸着装置に脱離用ガスを供給して前記活性炭に吸着された前記有機溶剤を脱離させ、この脱離した有機溶剤を含有する前記脱離用ガスを液化しさらに有機溶剤相と水相とに分離することにより、前記被処理ガス中の前記有機溶剤ガスを回収する有機溶剤ガス回収方法において、前記吸着装置に前記被処理ガスを供給する際、該被処理ガスに弱塩基物を添加する、ことを特徴とする有機溶剤ガス回収方法。
IPC (4件):
B01D 53/44 ,  B01D 53/81 ,  B01D 53/04 ZAB ,  B01D 53/34 ZAB
FI (2件):
B01D 53/34 117 A ,  B01D 53/34 ZAB

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