特許
J-GLOBAL ID:200903041141175380

電動車両の制動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 一眞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-219360
公開番号(公開出願番号):特開平10-044952
出願日: 1996年07月31日
公開日(公表日): 1998年02月17日
要約:
【要約】【課題】 動的液圧系と静的液圧系の二系統を確実に分離すると共に、適切なシミュレータ機能を有する電動車両の制動制御装置を提供する。【解決手段】 マスタシリンダ2とホイールシリンダ51,52の間に介装した液圧制限切換装置20に対し並列に配設した電磁切換弁61、及びレギュレータ3とリザーバ4の間に介装した電磁切換弁62に、サブシリンダ70内のピストン71の両側の第1及び第2の圧力室74,75を、夫々接続する。電動モータ11による回生制動を行なうときは、第1の圧力室74をマスタシリンダ2に連通し、第2の圧力室75を低圧リザーバ4に連通するように電磁切換弁61,62を切り換える。電動モータ11による回生制動を中止するとき或いは回生制動力を低下させるときは、第1の圧力室74をホイールシリンダ51,52に連通し、第2の圧力室75をレギュレータ3に連通するように電磁切換弁61,62を切り換える。
請求項(抜粋):
車両の車輪に連結する電動モータと、該電動モータを回転駆動し前記車輪に駆動力を付与すると共に、前記電動モータの回生制動により前記車輪に制動力を付与するモータ制御手段と、ブレーキ操作部材の操作に応じてリザーバのブレーキ液を昇圧して静的液圧を出力する静的液圧出力手段と、前記リザーバのブレーキ液を前記ブレーキ操作部材の操作とは無関係に昇圧してパワー液圧を出力する補助液圧源と、該補助液圧源の出力パワー液圧を前記ブレーキ操作部材の操作に応じて調圧し動的液圧を出力する動的液圧出力手段と、前記車輪に装着し制動力を付与するホイールシリンダと、該ホイールシリンダに対し前記静的液圧出力手段又は前記動的液圧出力手段の出力液圧を供給し前記車輪に対する制動力を付与する液圧制御手段と、前記静的液圧出力手段と前記ホイールシリンダを接続する主液圧路に介装し、前記モータ制御手段によって前記車輪に制動力を付与するときには前記静的液圧出力手段から前記ホイールシリンダへ供給する液圧を前記静的液圧出力手段の出力液圧より低くし、前記モータ制御手段によって前記車輪に制動力を付与しないときには前記静的液圧出力手段から前記ホイールシリンダへ供給する液圧を前記静的液圧出力手段の出力液圧に一致させる液圧制限切換手段とを備えた電動車両の制動制御装置において、シリンダ内にピストンを摺動自在に収容して前記シリンダ内に第1の圧力室及び第2の圧力室を郭成し、前記ピストンを付勢手段によって前記第1の圧力室を縮小する方向に付勢するサブシリンダと、該サブシリンダの前記第1の圧力室を前記静的液圧出力手段に連通する第1位置、及び前記第1の圧力室を前記ホイールシリンダに連通する第2位置を選択的に切り換える第1の切換弁と、前記サブシリンダの前記第2の圧力室を前記リザーバに連通する第1位置、及び前記第2の圧力室を前記動的液圧出力手段に連通する第2位置の少くとも二位置を選択的に切り換える第2の切換弁とを備えたことを特徴とする電動車両の制動制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/00 ,  B60L 7/24
FI (2件):
B60T 8/00 Z ,  B60L 7/24 Z

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