特許
J-GLOBAL ID:200903041153709070

大入熱溶接部靭性に優れた船舶用耐食鋼材およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 杉村 憲司 ,  杉村 興作 ,  来間 清志 ,  藤谷 史朗 ,  澤田 達也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-041819
公開番号(公開出願番号):特開2009-197288
出願日: 2008年02月22日
公開日(公表日): 2009年09月03日
要約:
【課題】船舶のバラストタンク等の厳しい海水腐食環境下においても、優れた耐食性を発揮して、補修塗装までの期間の延長が可能で、補修塗装の作業軽減を図ることができ、大入熱溶接を行う場合においても、溶接部の靭性に優れた船舶用耐食鋼材を提案する。【解決手段】鋼材成分中、特にOを0.0030mass%以下とし、Caを0.0005〜0.0030%添加した鋼材に、さらにW:0.01〜0.5mass%および/またはMo:0.02〜0.5mass%、Sn:0.001〜0.2mass%および/またはSb:0.01〜0.2mass%を添加し、さらに次式(1)〜(3)を満足させる。ACP={1-(0.8×W+0.5×Mo)0.3}×{1-(Sn+0.4×Sb)0.3}≦0.50 ---(1)WI=C+Mn/6+Mo/5+V/5+W/10+Sn/2+Sb/2≦0.50 ---(2)0<ACR={Ca-(0.18+130×Ca)×O}/(1.25×S)<1.00 ---(3)【選択図】図1
請求項(抜粋):
C:0.01〜0.25mass%、 Si:0.05〜0.50mass%、 Mn:0.1〜2.0mass%、 P:0.035mass%以下、 S:0.0002〜0.01mass%、 Al:0.10mass%以下、 Ti:0.005〜0.030mass%、 N:0.0015〜0.0070mass%, O:0.0030mass%以下および Ca:0.0005〜0.0030mass% を含有し、かつ W:0.01〜0.5mass%および Mo:0.02〜0.5mass% のうちから選んだ1種または2種を含有し、かつ Sn:0.001〜0.2mass%および Sb:0.01〜0.2mass% のうちから選んだ1種または2種を含有し、残部Feおよび不可避的不純物の組成になり、さらに下記(1)式で示すACP値が0.50以下、かつ下記(2)式で示すWI値が0.50以下、かつ下記(3)式で示すACR値が0を超え1.00未満、を満足することを特徴とする大入熱溶接部靭性に優れた船舶用耐食鋼材。 記 ACP={1-(0.8×W+0.5×Mo)0.3}×{1-(Sn+0.4×Sb)0.3} ---(1) 但し、W,Mo,Sn,Sbはそれぞれ、各元素の成分含有量(mass%) WI=C+Mn/6+Mo/5+V/5+W/10+Sn/2+Sb/2 ---(2) 但し、C,Mn,Mo,V,W,Sn,Sbはそれぞれ、各元素の成分含有量(mass%) ACR={Ca-(0.18+130×Ca)×O}/(1.25×S) ---(3) 但し、Ca,O,Sはそれぞれ、各元素の成分含有量(mass%)
IPC (4件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/60 ,  C21C 7/04 ,  B32B 15/092
FI (5件):
C22C38/00 301F ,  C22C38/00 301B ,  C22C38/60 ,  C21C7/04 C ,  B32B15/08 S
Fターム (21件):
4F100AB03A ,  4F100AB18C ,  4F100AK53B ,  4F100BA02 ,  4F100BA03 ,  4F100BA07 ,  4F100BA10A ,  4F100BA10B ,  4F100CC00 ,  4F100EH46 ,  4F100EJ65C ,  4F100GB31 ,  4F100JB02 ,  4F100JB02A ,  4F100JM03B ,  4F100YY00A ,  4K013AA09 ,  4K013BA08 ,  4K013BA14 ,  4K013EA25 ,  4K013FA02
引用特許:
出願人引用 (19件)
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審査官引用 (2件)

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