特許
J-GLOBAL ID:200903041168242461

エンジンの空燃比制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 政喜 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-083473
公開番号(公開出願番号):特開平6-294341
出願日: 1993年04月09日
公開日(公表日): 1994年10月21日
要約:
【要約】【目的】 始動直後にNOx排出量をそれほど増加させない範囲でHC排出量を低減する。【構成】 算出手段38では、リーン側への反転時用の初期値と減少率をPSLOとΔPSL、リッチ側への反転時用の初期値と減少率をPSROとΔPSRとして、PSLO>PSRO、ΔPSL>ΔPSRかつΔPSL/ΔPSR>PSLO/PSROとなるように、PSLO,PSROとΔPSL,ΔPSRをそれぞれ始動時の排気温度相当値に応じて設定し、この設定されたPSLOとΔPSLより、またPSROとΔPSRより初期値から始動後の時間経過とともに減少する値をリーン側への反転時用とリッチ側への反転時用とで別々の暖機時補正量PSL,PSRを算出手段39が算出する。これらの暖機時補正量PSL,PSRを触媒のホット状態でマッチングしたステップ分に加算してリーン側への反転時用とリッチ側への反転時用とで別々のステップ分PL,PRを算出手段40が算出する。
請求項(抜粋):
三元触媒上流の排気管に位置するO2センサと、このO2センサの活性化のタイミングより空燃比フィードバック補正を開始させる手段と、この空燃比フィードバック補正の開始より前記O2センサ出力を受けて空燃比がリッチ側とリーン側のいずれにあるかを判定する手段と、この判定結果よりリーン側に反転したのかまたはリッチ側に反転したのかを判定する手段と、これら2つの判定結果より反転時は三元触媒のホット状態でマッチングしたステップ分を運転条件に応じて算出する手段と、前記2つの判定結果より反転時以外に積分分Iを算出する手段と、始動からの経過時間Tasを計測する手段と、リーン側への反転時用の暖機時補正量の初期値PSLOがリッチ側への反転時用の暖機時補正量の初期値PSROより大きく、および前記リーン側への反転時用の減少率ΔPSLが前記リッチ側への反転時用の減少率ΔPSRより大きくなるように、かつ前記リーン側への反転時用の減少率とリッチ側への反転時用の減少率との比(ΔPSL/ΔPSR)が前記リーン側への反転時用の初期値とリッチ側への反転時用の初期値の比(PSLO/PSRO)より大きくなるように、リーン側への反転時用の初期値PSLOと減少率ΔPSL、およびリッチ側への反転時用の初期値PSROと減少率ΔPSRをそれぞれ始動時の排気温度相当値に応じて設定する手段と、この設定されたリーン側への反転時用の初期値PSLOと減少率ΔPSLおよび前記始動からの経過時間Tasより初期値PSLOから始動後の時間経過とともに減少する値をリーン側への反転時用の暖機時補正量PSLとして、またリッチ側への反転時用の初期値PSROと減少率ΔPSRおよび前記始動からの経過時間Tasより初期値PSROから始動後の時間経過とともに減少する値をリッチ側への反転時用の暖機時補正量PSRとしてそれぞれ算出する手段と、これらの暖機時補正量PSL,PSRを前記三元触媒のホット状態でマッチングしたステップ分に加算してリーン側への反転時用のステップ分PLとリッチ側への反転時用のステップ分PRとを区別して算出する手段と、これら区別して算出されたステップ分PL,PRを用いて、リーン側への反転時はリーン側への反転時用のステップ分PLを、リッチ側への反転時はリッチ側への反転時用のステップ分PRを、またこれらの反転時以外は前記積分分Iをそれぞれ更新量として空燃比フィードバック補正量αを算出する手段と、この空燃比フィードバック補正量αで運転条件に応じた基本噴射量Tpを補正して燃料噴射量を算出する手段と、この噴射量の燃料を吸気管に供給する装置とを設けたことを特徴とするエンジンの空燃比制御装置。
IPC (4件):
F02D 41/14 310 ,  F02D 41/14 ,  F02D 41/06 330 ,  F02D 45/00 312

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