特許
J-GLOBAL ID:200903041198978993

極低炭素鋼の脱炭制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-256453
公開番号(公開出願番号):特開平10-102133
出願日: 1996年09月27日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 炭素濃度40〜150 ppm の極低炭素鋼の真空精錬による脱炭終点の制御方法を開発する。【解決手段】 炭素低濃度域では、脱炭速度が大きくなるため、係数Kc が変動した際の到達する炭素濃度毎のCO濃度と時間tの関係を算出し、この算出した関係に基づいて脱炭終点判定タイミングを決定する際に、到達炭素濃度毎に、予め求めた到達炭素濃度と到達真空度との関係に基づいて、到達真空度を調整し、脱炭速度を調整し、例えば従来1.2 分かかったものを2分程度に遅くすることによって真空精錬における終点炭素濃度の制御を容易にする。
請求項(抜粋):
炭素濃度が40〜150 ppm の極低炭素鋼を、真空精錬にて溶製する際に、脱炭終了時の炭素濃度を制御する方法であって、下記4式を連立させて、係数Kc が変動した際の到達する炭素濃度毎のCO濃度と時間tの関係を算出し、この算出した関係に基づいて脱炭終点判定タイミングを決定し、と同時に、到達炭素濃度毎に、予め求めた到達炭素濃度と到達真空度との関係に基づいて、処理真空度を調整し、脱炭速度を調整する真空精錬における終点炭素濃度を制御する極低炭素鋼の脱炭制御方法。【数1】但し、[C] :鋼中の炭素濃度 (ppm)、t :脱炭時間 (分) 、Kc :係数 (1/分) 、[C]o :鋼中の初期炭素濃度 (ppm)、Δ [C] :1分間当たりの脱炭量 (ppm/分) 、x :処理溶鋼量 (トン) 、(CO) :1時間当たりのCO発生量(kg/時)(CO2が発生する場合は等モル数のCOに換算して補正) 、(%CO) :排気ガス中のCO濃度(%)(CO2はCOに換算して補正) 、Y :1時間当たりに真空系に導入されるCO以外のガス量(kg/時)
IPC (3件):
C21C 7/10 ,  C21C 7/00 ,  C21C 7/068
FI (3件):
C21C 7/10 A ,  C21C 7/00 R ,  C21C 7/068
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開平3-180424
  • 特開平3-257115
  • 特開昭56-009319
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