特許
J-GLOBAL ID:200903041212409220

低降伏比高張力鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-033227
公開番号(公開出願番号):特開平5-230531
出願日: 1992年02月20日
公開日(公表日): 1993年09月07日
要約:
【要約】【目的】 本発明は焼入れ、焼戻しにより高強度低降伏比鋼を製造する場合に、従来法に比して、強度、靱性を向上し、かつ生産性の極めて高い製造方法を提供するものである。【構成】 鋼を直接焼入れ、あるいは再加熱後に焼入れし、焼戻しを行って高張力鋼を製造する方法において、焼入れ後の金属組織がベイナイト、マルテンサイトあるいは、この混合組織であって、焼戻しの昇温速度を0.3°C/秒以上、焼戻し温度をAc1 +20°C以下とし、保持時間を30分以内で終了し、その後、放冷もしくは強制冷却を行うことを特徴とする2Mn+2.5Ni+1.5Cu+0.5Co≧4を満たす高強度、高靱性な低降伏比鋼板の法製造方法。【効果】 強度、靱性の優れた低降伏比鋼板が高効率に製造可能となる。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.02〜0.5%、Si:0.01〜1.0%、Mn:0.02〜10.0%、Al:0.1 %以下を含有し、かつNi:10.0 %以下、Cu:10.0 %以下、Co:10.0 %以下のいずれか1種、または2種以上を含有すると共にNi、Mn、Cu、Coの総量が2Mn+2.5Ni+1.5Cu+0.5Co≧4を満たす残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼板を直接焼き入れあるいは再加熱後に焼き入れを行い、その後、焼き戻しを行って高張力鋼板を製造する方法において、焼き入れ後の金属組織が主にベイナイト、マルテンサイトあるいはこの混合組織であって、焼き戻し時の昇温速度を0.3°C/秒以上、焼き戻し温度をAc1 +20°C以下とし、保持を30分以内に終了し、その後、放冷もしくは強制冷却を行うことを特徴とする生産性の高い高強度、高靱性低降伏比高張力鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C21D 8/02 ,  C21D 6/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/58
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開昭53-023817
  • 高張力鋼板の製造法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-033226   出願人:新日本製鐵株式会社
  • 特開昭54-074221
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