特許

J-GLOBAL ID：200903041249944738

防湿性紙塗工用共重合体ラテックス

発明者： 梶原 祐一郎 ,  辻 正明
出願人/特許権者： 武田薬品工業株式会社
代理人 (1件)： 谷 良隆
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-315888
公開番号（公開出願番号）：特開平11-131386
出願日： 1997年10月31日
公開日（公表日）： 1999年05月18日
要約：

【要約】【課題】紙に、優れた防湿性と耐ブロッキング性および古紙として回収可能な離解性を有する防湿層を形成させる共重合体ラテックスを提供すること。【解決手段】脂肪族共役ジエン系単量体(1)、エチレン系不飽和カルボン酸単量体(2)および(2)以外のエチレン系不飽和単量体(3)を特定割合で含む単量体混合物(a)を乳化重合して得られるガラス転移温度40〜90°Cのコア部と(1)、(2)および(3)を特定割合で含む単量体混合物(b)を乳化重合して得られるガラス転移温度-40〜20°Cのシェル部からなるコア・シェル構造を有する粒子を含有する共重合体ラテックスを、原紙上に塗工することにより、古紙回収に必要となる離解性が優れ、かつ防湿性も良好で、ブロッキングを起こさない防湿性紙が得られた。

請求項（抜粋）：

脂肪族共役ジエン系単量体(1)3〜15重量%、エチレン系不飽和カルボン酸単量体(2)0.2〜7重量%および(2)以外のエチレン系不飽和単量体(3)80〜96重量%からなる単量体混合物(a)を水系媒体中で乳化重合させて得られるガラス転移温度が40〜90°Cのコア部、及び(1)30〜60重量%、(2)0.2〜7重量%および(3)35〜69重量%からなる単量体混合物(b)乳化重合させて得られるガラス転移温度-40〜20°Cのシェル部からなるコア・シェル構造を有する粒子を含有してなる防湿性紙塗工用共重合体ラテックス。

IPC (4件)：

D21H 19/16 ,  C08F 2/22 ,  C08L 9/08 ,  C08L 25/10

FI (4件)：

D21H 1/34 C ,  C08F 2/22 ,  C08L 9/08 ,  C08L 25/10

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 特開平1-006195
  
• 防湿性紙
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平7-186514   出願人：王子製紙株式会社, 日本ゼオン株式会社
• 防湿剤及びその製造法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平7-045563   出願人：近代化學工業株式会社