特許
J-GLOBAL ID:200903041291855087

製鋼スラグの鉄分回収方法およびスラグのリサイクル方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宇井 正一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-072449
公開番号(公開出願番号):特開平6-281363
出願日: 1993年03月30日
公開日(公表日): 1994年10月07日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、製鋼スラグの鉄分を回収してリサイクルする方法に関し、密閉した圧力容器内での散水によるスラグ急冷プロセスを利用して、製鋼スラグの鉄分を低コストで効率的にリサイクルすることを目的とする。【構成】 溶融製鋼スラグをスラグパン上で固化させ、これを機械的に破砕した高温粗破砕スラグを密閉圧力容器内で上方から冷却水を散水し発生した水蒸気により、圧力容器内を3.50≧P0.6×T0.4≧1.48, (P≦15,T≦1)の水蒸気圧力P と処理時間T の関係に維持して、急冷と水和によるスラグ膨張とにより更に破砕して細粒スラグとし、その細粒部分はそのまま粗粒部分は簡易的に再度機械的に破砕した後、磁力選鉱して鉄分を粗精鉱として回収し、必要に応じて磨鉱+磁力選鉱のサイクルを付加した後、製銑または製鋼用の原料としてリサイクルするように構成する。
請求項(抜粋):
下記の工程 [1]〜[7]:[1] 溶融状態の製鋼スラグをスラグパン上又は土場に放流して固化させる固化工程、[2] 上記固化したスラグ又は排滓鍋内で固化したスラグを機械的な打撃により粗破砕して高温の粗破砕スラグを得る粗破砕工程、[3] 上記粗破砕スラグを、上部が開放された中子容器内に充填して圧力容器内に装入し、該圧力容器を密閉した後、上記スラグに上方から冷却水を散水し、冷却水と高温スラグとの接触により発生した水蒸気により、該圧力容器内を下記式(1):3.50≧P0.6 ×T0.4 ≧1.48 ...(1)P≦15,T≦1但し、P:水蒸気圧力(kg/cm2 )、T:処理時間(hr)で規定される範囲内の水蒸気圧力(P)と処理時間(T)の関係に維持して、冷却水による急冷と水和によるスラグ膨張とにより上記粗破砕スラグを更に破砕し、下記磁力選鉱に適した粒度の細粒スラグを得る細粒化工程、[4] 上記細粒スラグを篩分別して比較的細粒の大部分と比較的粗粒の一部分とに分離する工程、[5] 上記比較的粗粒の部分を再度機械的に破砕して上記比較的細粒の大部分と同等の粒度とする工程、[6] 上記再度機械的に破砕した部分と上記比較的細粒の大部分とを合わせてあるいは別個に磁力選鉱して、鉄分品位40〜80%の粗精鉱を回収する磁力選鉱工程、および[7] 上記粗精鉱を製銑または製鋼用の原料として使用するリサイクル工程を含むことを特徴とする製鋼スラグの鉄分回収方法。
IPC (6件):
F27D 15/00 ,  C04B 5/00 ,  C04B 5/02 ,  C21B 3/04 ,  C21C 1/02 ,  C21C 7/00
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 特許第3107675号
  • 特許第3103446号
  • 特許第3238227号
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