特許
J-GLOBAL ID:200903041317647097

有機遷移金属錯体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-035971
公開番号(公開出願番号):特開平9-227614
出願日: 1996年02月23日
公開日(公表日): 1997年09月02日
要約:
【要約】【課題】 有害な水銀化合物を用いることなく、また不安定な中間体を単離することなく、簡便に有機遷移金属化合物を製造する。【解決手段】 特定の有機遷移金属化合物を有機金属化合物で処理した後、別の有機遷移金属化合物を作用させる。
請求項(抜粋):
下記一般式(1)または(2)【化1】(ここで、M1はTi、ZrまたはHfから選ばれる遷移金属原子であり、Cp1,Cp2は互いに同じでも異なっていてもよく、遷移金属M1に結合した炭素数3〜60のヘテロ原子を含んでいてもよいπ結合性環状不飽和炭化水素基を示す。X1,X2は互いに同じでも異なっていてもよく、ハロゲン原子を示す。Y1は炭素数1〜60の炭化水素基、炭素数1〜20のアルキル化および/またはアリール化されたシリル基、炭素数1〜20のアルキル化および/またはアリール化されたシロキシ基であり、Cp1とCp2を結ぶ架橋基の役割をもつ。aは1または2の整数を示し、aが2の場合、対応するY1は互いに同じでも異なっていてもよい。)で表される有機遷移金属化合物を有機金属化合物で処理した後、下記一般式(3)または(4)【化2】(ここで、M2はTi、ZrまたはHfから選ばれる遷移金属原子であり、Cp3,Cp4は互いに同じでも異なっていてもよく、遷移金属M2に結合した炭素数3〜60のヘテロ原子を含んでいてもよいπ結合性環状不飽和炭化水素基を示す。X3,X4は互いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子または周期表16族の原子を含有する置換基を示す。Y2は炭素数1〜60の炭化水素基、炭素数1〜20のアルキル化および/またはアリール化されたシリル基、炭素数1〜20のアルキル化および/またはアリール化されたシロキシ基であり、Cp3とCp4を結ぶ架橋基の役割をもつ。bは1または2の整数を示し、bが2の場合、対応するY2は互いに同じでも異なっていてもよい。)で表される有機遷移金属化合物を作用させることを特徴とする下記一般式(5)、(6)または(7)【化3】(ここで、X5,X6は互いに同じでも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子または周期表16族の原子を含有する置換基を示す。)で表される有機遷移金属化合物の製造方法。
IPC (2件):
C08F 4/653 MFG ,  C08F 10/00
FI (2件):
C08F 4/653 MFG ,  C08F 10/00
引用文献:
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