特許
J-GLOBAL ID:200903041335143381

薄膜EL表示装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤谷 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-027356
公開番号(公開出願番号):特開平5-198375
出願日: 1992年01月17日
公開日(公表日): 1993年08月06日
要約:
【要約】【目的】 周囲環境の激しい温度変化に対して封入されたオイルの熱膨張による封止構造の機能低下を防止した薄膜EL表示装置を提供すること。【構成】 接合樹脂にて形成される封止枠31によりガラス基板11とガラス基板21との間の薄膜EL素子12,22の積層構造の端面方向における全周囲をオイルの注入口となる開口部を除いて接合される。この封止枠31の開口部はその内側に開口幅を広げた形状とされる。開口部はオイルが注入された後、その近傍の封止枠の一部に内側からかかるように接合樹脂から成るオイル封止部により閉じられる。これにより、本発明の薄膜EL表示装置は、封止枠の開口部は確実に封止される。又、封止枠31に混入されたスペーサ35によりガラス基板間の隙間を正確に設定して注入オイル量を必要最小限とすることができ周囲環境の激しい温度変化に対してもその封止構造が機能低下することを防止できる。
請求項(抜粋):
平板から成る絶縁性基板上に少なくとも光取り出し側を透明とした一対の導電膜から成る電極とそれら電極間に絶縁層-発光層-絶縁層から成る積層構造を形成した薄膜EL素子を絶縁性オイルにて封止した薄膜EL表示装置であって、前記薄膜EL素子に対向して前記絶縁性基板に接合される平板と、前記絶縁性基板と前記平板との間の前記薄膜EL素子の積層構造の端面方向における全周囲を前記オイルの注入口となる開口部を除いて接合するように接合樹脂にて形成され、前記開口部の内側にその開口幅を広げた形状とする封止枠と、前記封止枠を形成する前記接合樹脂に所定の割合で予め混入され、所定の外径寸法から成るスペーサと、前記封止枠の開口部から前記オイルが注入された後、前記開口部に接合樹脂を埋め込んで形成されるオイル封止部とを備え、前記オイル封止部の接合樹脂は、少なくとも前記開口部近傍の前記封止枠の一部に内側からかかるようにして埋め込まれることを特徴とする薄膜EL表示装置。
IPC (2件):
H05B 33/04 ,  G09F 9/30 365
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特表昭58-500296

前のページに戻る