特許
J-GLOBAL ID:200903041374734923

溶融型モード分割方向性カプラの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): ▲吉▼川 俊雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-054639
公開番号(公開出願番号):特開2001-264571
出願日: 2001年02月28日
公開日(公表日): 2001年09月26日
要約:
【要約】【課題】 安定した性能を示す溶融形方向性カプラを簡便に製作する方法を提供する。【解決手段】 本発明の一実施の形態によると、一種類の二重モード光ファイバのみを使用し、化学的エッチングを通してクラッド(Cladding)直径を減らしたものと、熱を加えてテーパーさせ、コアとクラッド直径を共に減らしたものを方向性カプラの両腕として使用し、熱を加えて溶融接合後、引張することを特徴とする。本発明の方法として、溶融形モード分割方向性カプラを製作する場合、従来技術でのように、位相整合条件を満たす特定の単一モード光ファイバ-二重モード光ファイバ対を探す必要がない。また、溶融形であるため、全光ファイバ形態になって光ファイバ以外の物質が含まれる既存の研磨形方式に比し、温度に対する安定性が優れ、製作が容易であるというメリットを有している。また、LP11モード等の非対称高次モードを用いたモード分割方向性カプラ以外にも、LP02モード等の対称高次モードを用いたモード分割方向性カプラの製作にも適用することが出来る。
請求項(抜粋):
コアとクラッドを各々有し、その各々のジャケットの一部が除去された第1及び第2の光ファイバラインであって、前記第1の光ファイバのクラッド直径がD<SB>1</SB>、規格周波数がV<SB>1</SB>であり、前記第2の光ファイバのクラッド直径がD<SB>2</SB>、規格周波数がV<SB>2</SB>であり、V<SB>1</SB><V<SB>2</SB>の条件を満たす第1及び第2の光ファイバを準備するステップと;ジャケットが剥がされた前記第1及び第2の光ファイバのクラッドを相互接触させるステップと;前記第1の光ファイバの特定モードM<SB>1</SB>と前記第2の光ファイバの特定モードM<SB>2</SB>とが結合される結合効率を測定するステップと;前記接触部位を溶融接合させながら、前記光ファイバをその長さ方向に共に引張させるステップと;前記引張ステップを維持するうちに、前記測定された結合効率が特定値に達する時、前記引張ステップを停止させるステップと;を備え、前記特定モード間のモード結合が前記特定効率値を有することを特徴とする溶融型モード分割方向性カプラの製造方法。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-293801
  • 特開昭61-065204
  • 特開平4-295809
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