特許
J-GLOBAL ID:200903041399899820

吸収式冷凍機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-074164
公開番号(公開出願番号):特開2001-263877
出願日: 2000年03月16日
公開日(公表日): 2001年09月26日
要約:
【要約】【課題】 パラジウムセルを用いて水素を大気に放出する方法では,真空破壊を起こす可能性がある。また、水素吸蔵合金84に水素を吸蔵させる方法では、被毒を防ぐために水素吸蔵合金84の表面に皮膜を形成していたため、皮膜によって水素透過速度が遅くなる。さらに水素吸蔵によって皮膜が破れて被毒が発生する。【解決手段】 水素貯蔵器72は、不凝縮ガスタンク71から連通管88を介して接続される容器83と、この容器83内に配置された水素吸蔵合金84と、水素吸蔵合金84を容器83内に密閉する水素透過壁86とから構成される。水素吸蔵合金84へは水素透過壁86を透過した水素のみが供給されることとなり、水素吸蔵合金84は被毒しない。このため、水素吸蔵合金84の表面に皮膜を設ける必要がなく、水素が水素吸蔵合金84に素早く吸蔵される。また、長期の使用によって、万一、水素透過壁86やその接合部に割れが生じても、水素透過壁86は大気と遮断されたものであるため、真空破壊に至ることはない。
請求項(抜粋):
a)吸収液を加熱させる加熱手段と、b)この加熱手段で吸収液を加熱することによって吸収液の一部を気化させる再生器、この再生器で発生した気化冷媒を冷却して液化する凝縮器、この凝縮器で液化した液化冷媒を低圧下で蒸発させる蒸発器、この蒸発器で蒸発した気化冷媒を吸収液に吸収させる吸収器、この吸収器内の吸収液を前記再生器へ圧送する溶液ポンプを具備する吸収式冷凍サイクルと、c)水素を吸蔵する水素吸蔵合金、この水素吸蔵合金を収納する容器、および前記水素吸蔵合金を前記容器内に密閉するパラジウムあるいはパラジウム合金よりなる水素透過壁を備え、前記吸収式冷凍サイクルに接続された水素貯蔵器と、を具備する吸収式冷凍機。
引用特許:
審査官引用 (8件)
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