特許
J-GLOBAL ID:200903041460474306
路面湿潤状況の検出方法および装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
橘 哲男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-148035
公開番号(公開出願番号):特開平10-332576
出願日: 1997年06月05日
公開日(公表日): 1998年12月18日
要約:
【要約】【課題】 降雨、降雪などの気象変化に伴って発生する雨滴や雪片などの浮遊物質に悪影響を受けることのない路面湿潤状況の検出方法と装置を提供する。【解決手段】 路面と移動物体とを分ける境界値Hよりも小さいときは輝度差値に比例する背景更新量に変換するとともに、境界値Hよりも大きいときは一定値βからなるオフセット値を背景更新量として出力する背景更新テーブルを用い、TVカメラ1、AD変換器5によって垂直偏光画像と水平偏光画像のそれぞれを所定時間間隔で連続的にサンプリングして取り出し、これら垂直偏光画像群と水平偏光画像群のそれぞれについて、サンプリング画像メモリ10、背景画像メモリ11、差分演算処理部12、加算演算処理部13、背景更新量変換部14によって背景更新画像を求め、垂直・水平偏光画像メモリ15、16、偏光比算出部17、路面湿潤判定部18において偏光比から路面の湿潤状況を判定する。
請求項(抜粋):
計測対象とする路面に向けて水のブリュースタ角またはその付近となるように俯瞰配置した撮影手段の前面に直線偏光子を設置することによって、撮影手段から垂直偏光画像と水平偏光画像を取り出し、該垂直偏光画像と水平偏光画像の偏光比から路面の湿潤状況を検出するようにした路面湿潤状況の検出方法において、前記撮影手段から出力される垂直偏光画像と水平偏光画像のそれぞれを所定時間間隔で連続的にサンプリングし、該サンプリングされた垂直偏光画像群と水平偏光画像群のそれぞれについて、最初に取り出した偏光画像を初期背景画像としてこの初期背景画像と次のサンプリングで得られた偏光画像との対応する画素同士で差分演算を行なって輝度差を求め、該得られた輝度差値が路面と移動物体とを分ける境界値よりも小さいときは輝度差値に比例する背景更新量に変換するとともに、該輝度差値が境界値よりも大きいときは一定のオフセット値からなる背景更新量に変換して初期背景画像の対応する画素に加算して背景更新し、この更新された背景画像を新たな背景画像として前記背景更新処理をサンプリングされた所定の画像枚数分だけ繰り返すことによって垂直偏光画像と水平偏光画像のそれぞれについて雨滴や雪片などの浮遊物質の除去された最終的背景更新画像を求め、該最終的に得られた雨滴や雪片などの浮遊物質の除去された垂直偏光画像および水平偏光画像とから路面湿潤状況を検出するようにしたことを特徴とする路面湿潤状況の検出方法。
IPC (2件):
FI (2件):
G01N 21/21 Z
, G01N 21/17 A
引用特許:
引用文献:
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