特許
J-GLOBAL ID:200903041474572661

固形廃棄物のガス化燃焼方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉嶺 桂 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-329079
公開番号(公開出願番号):特開平10-160141
出願日: 1996年11月26日
公開日(公表日): 1998年06月19日
要約:
【要約】【課題】 運転操作が容易で安全性に優れ、コンパクトで熱効率の良い固形廃棄物のガス化燃焼方法と装置を提供する。【解決手段】 固形廃棄物を流動層ガス化炉2の流動層部4にて450〜650°Cで一次燃焼し、次いでフリーボード部6にて650〜850°Cで二次燃焼し、さらに後段の燃焼炉にて1200〜1500°Cで三次燃焼することにより灰分を溶融スラグ化する固形廃棄物のガス化燃焼方法において、前記流動層ガス化炉の流動層部並びにフリーボード部に供給するガスが、酸素、水蒸気、空気の中の1つ以上から選択され、流動層部に供給するガス中の酸素量を理論燃焼酸素量の10〜30%、フリーボード部に供給するガス中の酸素量を理論燃焼酸素量の0〜20%とし、前記流動層4は、中央部を流動媒体が流動化しつつ下降15し、周辺部を流動媒体が流動化しつつ上昇16するといった旋回流動をさせる内部旋回型流動層ガス化炉を用い、前記燃焼炉には旋回式溶融炉を用いる。
請求項(抜粋):
固形廃棄物を流動層ガス化炉の流動層部にて450〜650°Cで一次燃焼し、次いでフリーボード部にて650〜850°Cで二次燃焼し、さらに後段の燃焼炉にて1200〜1500°Cで三次燃焼することにより灰分を溶融スラグ化する固形廃棄物のガス化燃焼方法において、前記流動層ガス化炉の流動層部並びにフリーボード部に供給するガスが、酸素、水蒸気、空気の中の1つ以上から選択され、流動層部に供給するガス中の酸素量を理論燃焼酸素量の10〜30%、フリーボード部に供給するガス中の酸素量を理論燃焼酸素量の0〜20%とし、前記流動層ガス化炉の水平断面を円形とし、炉底中央部に比較的緩慢な流動層、炉底周辺部に比較的活発な流動層を形成するとともに、流動層の表面近傍の内壁沿いに内側に傾斜した傾斜壁を設け、流動媒体の流れを周辺部から中央部へ転向することにより、炉底中央部の緩慢流動層中を流動媒体が流動化しつつ下降し、炉底周辺部の活発流動層中を流動媒体が流動化しつつ上昇し、流動層下部にて流動媒体が中央部から周辺部へ、流動層上部にて流動媒体が周辺部から中央部へ流動化しつつ移動するような流動媒体の旋回運動を生ぜしめ、流動層断面における前記緩慢流動層の面積割合を40〜60%、前記緩慢流動層における流動化ガスの質量速度を最小流動化質量速度の2〜6倍、活発流動層における流動化ガスの質量速度を緩慢流動層における流動化ガスの質量速度の1.5〜3倍、傾斜壁の下方投影面積を流動層断面の25〜40%、該傾斜壁の水平面に対する傾斜角度を30〜60°としたことを特徴とする固形廃棄物のガス化燃焼方法。
IPC (8件):
F23G 5/027 ZAB ,  F23G 5/00 ZAB ,  F23G 5/00 115 ,  F23G 5/16 ZAB ,  F23G 5/30 ZAB ,  F23G 5/30 ,  F23J 1/00 ,  F23L 7/00
FI (9件):
F23G 5/027 ZAB B ,  F23G 5/00 ZAB ,  F23G 5/00 115 Z ,  F23G 5/16 ZAB E ,  F23G 5/30 ZAB E ,  F23G 5/30 ZAB R ,  F23J 1/00 B ,  F23L 7/00 A ,  F23L 7/00 Z

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