特許
J-GLOBAL ID:200903041489873730

減衰力調整式油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-141430
公開番号(公開出願番号):特開平5-079527
出願日: 1991年05月17日
公開日(公表日): 1993年03月30日
要約:
【要約】【目的】 ピストンによって画成された2室を連通するバイパス通路を開閉することによって減衰力を切換える油圧緩衝器の作動中の減衰力切換えによる衝撃音の発生を防止する。【構成】 ピストンロッドの軸方向に沿ってバイパス通路17を設け、バイパス通路17内に、環状の弁座部材19と、ピストンロッドの軸方向に沿って移動することによって弁座部材19に嵌合または離間してバイパス通路17を開閉する円筒状の弁体18とを設け、弁座部材19の嵌合部19a の内周に弁体18側へ向かって拡開する環状傾斜面19bを形成する。この構成により、弁体18の移動にともなって環状傾斜面19b と弁体18との隙間面積が徐々に変化する。
請求項(抜粋):
油液を封入したシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌合し、該シリンダ内を2室に画成するピストンと、該ピストンに設けられ前記2室間の油液の流れにより減衰力を発生する第1の減衰力発生機構と、該ピストンに連結されたピストンロッドの軸方向に沿って前記2室間を連通するバイパス通路と、該バイパス通路中に設けられ該バイパス通路中の油液の流れにより減衰力を発生する第2の減衰力発生機構と、前記バイパス通路中に設けられた弁座部材と、該弁座部材と係合し前記ピストンロッドの軸方向に沿って移動して前記バイパス通路を開閉する弁体と、該弁体を軸方向に移動させるアクチュエータと、からなる減衰力調整式油圧緩衝器において、前記弁座部材には前記弁体と嵌合する嵌合部を設け、前記弁体の周囲または前記嵌合部の周囲の少なくとも一方に、前記弁体が前記嵌合部から抜ける方向へ移動して両者間の嵌合量が減少するに従い前記バイパス通路の通路面積が徐々に増加すべく環状傾斜面または切欠を設けたことを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
IPC (2件):
F16F 9/46 ,  B60G 13/08

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