特許
J-GLOBAL ID:200903041570518490

片面の表面明度が高い溶接缶用ティンフリー鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡辺 望稔 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-096332
公開番号(公開出願番号):特開平5-287591
出願日: 1992年04月16日
公開日(公表日): 1993年11月02日
要約:
【要約】【構成】鋼板の一方の面に40〜150mg/m2 の金属クロム層を持ち、その上に金属クロム量換算で5〜25mg/m2 のクロム水和酸化物層を持ち、かつ金属クロム層の一部が突起しており、突起部分の最大直径が20〜200nm、基底部からの高さ10nm以上の突起の存在密度が1×1012〜1×1015個/m2 であり、さらに該鋼板のもう一方の面に、40〜150mg/m2 の金属クロム層を持ち、その上に金属クロム量換算で2.5〜25mg/m2 のクロム水和酸化物層を持ち、かつ金属クロム層または酸化クロム層の一部が突起しており、金属クロム層表面の突起部高さが100nm以下で、かつ突起部高さが10nm以上の突起の存在密度が1×1014個/m2 以下である。【効果】ティンフリー鋼板の片面(製缶後缶内面となる面)に生成させた粒状金属Cr層により溶接性を確保し、さらにその反対面(製缶後缶外面となる面)に平板状金属Cr層を設けて製缶時に従来のティンフリー鋼板と同様な明度の高い表面外面を両立させた鋼板と、その安定的な製造方法が得られる。
請求項(抜粋):
鋼板の一方の面に40〜150mg/m2 の金属クロム層を持ち、その上に金属クロム量換算で5〜25mg/m2 のクロム水和酸化物層を持ち、かつ金属クロム層の一部が突起しており、突起部分の最大直径が20〜200nm、基底部からの高さ10nm以上の突起の存在密度が1×1012〜1×1015個/m2 であり、さらに該鋼板のもう一方の面に、40〜150mg/m2 の金属クロム層を持ち、その上に金属クロム量換算で2.5〜25mg/m2 のクロム水和酸化物層を持ち、かつ金属クロム層または酸化クロム層の一部が突起しており、金属クロム層表面の突起部高さが100nm以下で、かつ突起部高さが10nm以上の突起の存在密度が1×1014個/m2 以下であることを特徴とする片面の表面明度が高い溶接缶用ティンフリー鋼板。

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