特許
J-GLOBAL ID:200903041605318472

溶融めっきの付着量制御方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西教 圭一郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-078221
公開番号(公開出願番号):特開平10-273765
出願日: 1997年03月28日
公開日(公表日): 1998年10月13日
要約:
【要約】【課題】 溶融めっきの付着量制御の精度および応答性を向上する。【解決手段】 メモリ18aには、鋼帯7に付着しためっき金属の付着量とノズル6から噴射される気体の噴射圧力との対応関係を表す操業テーブルが格納されている。第1演算器18は、付着量計13の出力に応答して実績付着量を演算し、製造指令を発令する指令CPU16の出力に応答して前記対応関係にかかわる演算を行う。メモリ19aには、噴射圧力を補正する補正係数が格納されている。第2演算器19は、補正にかかわる演算を行って補正圧力を出力する。制御CPU17は、各出力に応答し、圧力計15の検出圧力が前記補正圧力になるように圧力調整弁14に制御信号を送信する。前記操業テーブルから求めた噴射圧力が補正係数によって補正され、補正された噴射圧力に基づいて噴射圧力の制御が行われるので、実績付着量と目標付着量とを精度よく一致させることができる。
請求項(抜粋):
連続的に走行する金属帯を溶融めっき金属の浴中に浸漬して溶融めっきし、浴中から引出された金属帯にノズルから気体を噴射して溶融めっき金属を部分的に吹払し、金属帯に付着しためっき金属の実績付着量を求め、前記求めた実績付着量が予め定める目標付着量になるようにノズルから噴射される気体の噴射圧力を制御する溶融めっきの付着量制御方法であって、金属帯に付着しためっき金属の付着量とノズルから噴射される気体の噴射圧力との対応関係を予め求めておき、前記対応関係から求められる気体の噴射圧力を補正する補正式を求め、前記求めた補正式に基づいて気体の噴射圧力を制御する溶融めっきの付着量制御方法において、前記補正式は回帰分析によって求められる回帰式であって、前記回帰式は、溶融めっき操業中に求めた前記実績付着量と目標付着量との差の絶対値が予め定める値未満のとき、前記目標付着量に対応する第1噴射圧力P1を前記対応関係に基づいて求め、前記実績付着量に対応する第2噴射圧力P2を前記対応関係に基づいて求め前記求めた第1噴射圧力P1と前記求めた第2噴射圧力P2との圧力差の絶対値ΔP1を求め、前記求めた圧力差の絶対値ΔP1を第1噴射圧力P1に加算または減算して第3噴射圧力P3を求め、前記求めた第1噴射圧力P1と前記求めた第3噴射圧力P3とに関する一対のデータを複数収集し、前記収集した複数のデータに基づいて最小2乗法によって求められることを特徴とする溶融めっきの付着量制御方法。
IPC (2件):
C23C 2/14 ,  C23C 2/20
FI (2件):
C23C 2/14 ,  C23C 2/20

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