特許
J-GLOBAL ID:200903041606739676
ハロカーボンの製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
谷 義一 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-534469
公開番号(公開出願番号):特表2001-508462
出願日: 1998年01月07日
公開日(公表日): 2001年06月26日
要約:
【要約】式CAR1R2CBR3R4(ここにおいて、A、B、R1、R2、R3およびR4は明細書中に規定されるものである)のハロゲン化アルカン付加物を生成するための液相方法であって、対応するハロゲン化アルカン、ABと、対応するオレフィン、CR1R2=CR3R4とを、溶媒中、(i)1価の銅を含む少なくとも1つの触媒と、(ii)置換アンモニウムハライド、ピリジニウム、および置換ピリジニウムハライド、および(MQ4)Yタイプの第四級塩であって、Mが周期表におけるVA族の元素(すなわち、N、P、As、SbまたはBi)、QがC1〜C18のハイドロカルビル基、Yが塩素、臭素またはヨウ素であるものよりなる群から選択された少なくとも1つのイオン性促進剤とを含有する触媒系の存在下で接触させる工程を含む方法が開示されている。選択された、上記のように生成されたタイプの付加物を、HFと反応させることによるハイドロフルオロアルカンの生成もまた、開示されている。この方法は、ジニトリルまたは環状カーボネートエステル中で実施され、これらの溶媒は反応混合物を2つの液相に分離する。
請求項(抜粋):
式CAR1R2CBR3R4のハロゲン化アルカン付加物を生成するための液相方法であって、 式中、R1、R2、R3およびR4は、H、Br、Cl、F、C1〜C6アルキル、CN、CO2CH3、CH2Clおよびアリールよりなる群からそれぞれ独立に選択され、 ただしR3およびR4のいずれか一方がC1〜C3アルキル、CN、CO2C H3、CH2Clおよびアリールよりなる群から選択されたものである場合に はR1、R2並びにR3およびR4のうちの他方がHであり、R3およびR4が Cl、F、CH3およびC2H5よりなる群から選択されたものである場合に は、R1およびR2はHであり、R1およびR2のいずれか一方並びにR3およ びR4のいずれか一方がCl、F、CH3およびC2H5よりなる群から選択 されたものである場合には、R1およびR2のうちの他方並びにR3およびR 4のうちの他方はHであり; Aは、CX3、CH3-aXa、CnH(2n+1)-bXbおよびCHcX2-cRよ りなる群から選択され、RはCnH(2n+1)-bXb、各XはBr、F、Clお よびIよりなる群からそれぞれ独立に選択され、aは0から3の整数、nは1 から6の整数、bは1から2n+1までの整数、cは0から1の整数であり; Bは、Br、ClおよびIよりなる群から選択され、 ただし(1)AがCX3である場合には、Xのうちのただ1つがIであり、 (2)AがCH3-aXaである場合には、各XはBであって、BがBrまたは Clのときaは2、BがIのときaは0から2の整数であり、(3)AがCn H(2n+1)-bXbである場合には、各XはClおよびFよりなる群からそれぞ れ独立に選択されるものであって、BはIであり; 式ABのハロゲン化アルカンと式CR1R2=CR3R4のオレフィンとを、反応混合物を2つの液相に分離するようなジニトリルまたは環状カーボネートエステルの溶媒中で、 (i)1価の銅を含む少なくとも1つの触媒と、 (ii)置換アンモニウムハライド、ピリジニウム、および置換ピリジニウムハライド、および(MQ4)Yタイプの第四級塩であって、Mが周期表におけるVA族の元素、QがC1〜C18のハイドロカルビル基、YがCl、BrまたはIであるものよりなる群から選択された少なくとも1つのイオン性促進剤とを含有する触媒系の存在下で接触させる工程を備えることを特徴とする液相方法。
IPC (5件):
C07C 17/272
, B01J 27/122
, B01J 31/30
, C07C 19/01
, C07B 61/00 300
FI (5件):
C07C 17/272
, B01J 27/122 X
, B01J 31/30 X
, C07C 19/01
, C07B 61/00 300
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