特許
J-GLOBAL ID:200903041658252759

下水処理装置および下水処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩原 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-178439
公開番号(公開出願番号):特開平10-216789
出願日: 1997年07月03日
公開日(公表日): 1998年08月18日
要約:
【要約】【課題】 標準活性スラッジ法を利用した曝気槽内で桿菌だけを選択的に培養し、画像システムにより管理し、有機物、悪臭、窒素および燐などを効果的に除去できる下水処理装置および下水処理方法を提供する。【解決手段】 標準活性スラッジ法による下水処理において、画像システム35を利用し、曝気槽15、最終沈澱池24、好気性スラッジ硝化槽38、好気性スラッジ硝化槽用沈澱池48などで桿菌を優占種化培養し、この槽内の桿菌を画像システム35で糸状菌体化-胞子化-発芽の過程を観察できるように設け、画像システム35により観察された結果を各種影響因子の調整に利用し、下水に含まれる有機物、窒素および燐などを除去可能にするとともに、槽内での悪臭と悪臭ガスとが効果的に脱臭され、スラッジの発生量を顕著に減少する。
請求項(抜粋):
流入される下水中に含まれた夾雑物などを除去する前処理槽と、この処理水を静置し沈澱処理する沈澱槽と、槽内を曝気し微生物の作用により処理水を好気性処理する曝気槽と、処理水を消毒し放流する化学擬集沈澱処理手段とにより下水処理する下水処理装置において、前記沈澱槽から供給した流出水を曝気処理するとともに桿菌(Bacillus)を選択的に優占種化培養させ好気性処理する曝気槽と、前記曝気槽に流入する流出水を一定時間静置し浮遊物質を沈澱処理する最初沈澱池と、前記曝気槽から流出された流出水を一定時間静置し沈澱処理する最終沈澱池とを有する沈澱槽と、前記前処理手段から流入された流出水を特定の量だけ前記最初沈澱池に供給させる流量調整手段と、前記最初沈澱池で沈澱した生スラッジと前記最終沈澱池で沈澱したスラッジとを返送させ曝気処理するとともに桿菌を選択的に優占種化培養させ好気性処理する好気性スラッジ硝化槽と、前記最終沈澱池のスラッジを凝縮させた凝縮スラッジと、前記好気性スラッジ硝化槽の余剰スラッジとを処理し貯留するスラッジ処理手段と、前記スラッジ処理手段から供給されるスラッジを脱水し排出するスラッジ脱水手段と、前記スラッジ処理手段の余剰スラッジ、曝気槽、最終沈澱池、好気性スラッジ硝化槽内に繁殖する原生動物、桿菌を含むバクテリア類などの微生物を持続的に確認および観察しその結果を各種影響因子の調節に利用する画像システムとを設けたことを特徴とする下水処理装置。
IPC (3件):
C02F 3/34 ,  C02F 3/12 ,  G01N 33/18
FI (3件):
C02F 3/34 Z ,  C02F 3/12 P ,  G01N 33/18 F
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開昭52-062962
  • 特開平3-267199
  • 特開昭61-192399
全件表示

前のページに戻る