特許
J-GLOBAL ID:200903041664283305

放流構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 原田 信市
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-258839
公開番号(公開出願番号):特開平7-090828
出願日: 1993年09月24日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 跳水現象そのものの発生を抑制して跳水による泡の発生量を低減することにより、泡の海洋等への流出防止部分の構造を簡素にでき、また地下に設けられた放水路を通じて放流する既設の施設に対しても、部分的な後付けで簡単かつ経済的に対応できるようにする。【構成】 地下に設けられた放水路10の放水口13の周囲に、下側には海洋等の広範囲水域11の底部16に達し上側には広範囲水域の最高水位H.W.Lよりも高い内側越流堰14を設けて一時貯水領域18を区画する。この内側越流堰の外側周囲に、上側には広範囲水域の最高水位H.W.Lよりも高く下側には広範囲水域の最低水位L.W.Lより低いがその底部16までは届かない外側堰15を設けて、これら内側越流堰と外側堰との間に、内側越流堰からの越流水を受け入れて外側堰の下方から広範囲水域へ放流させる泡止め領域20を区画形成する。
請求項(抜粋):
発電所や工場等からの排水を、地下に勾配をもって設けられた放水路を通じて先端の放水口から海や湖や河川等の広範囲水域へ放流する放流施設において、前記放水口の周囲に、下側には前記広範囲水域の底部に達し上側には広範囲水域の最高水位よりも高い内側越流堰を設けて一時貯水領域を区画し、更にこの内側越流堰の外側周囲に、上側には広範囲水域の最高水位よりも高く下側には前記広範囲水域の最低水位より低いがその底部までは届かない外側堰を設けて、これら内側越流堰と外側堰との間に、内側越流堰からの越流水を受け入れて外側堰の下方から広範囲水域へ放流させる泡止め領域を区画形成したことを特徴とする放流構造。

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