特許
J-GLOBAL ID:200903041683102443

光学用ガラス成形体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 穣平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-353488
公開番号(公開出願番号):特開平11-180723
出願日: 1997年12月22日
公開日(公表日): 1999年07月06日
要約:
【要約】【課題】ガスが成形面に噴出している状態の多孔質の型部材を用いて、溶融ガラス塊を、その成形面と非接触の状態でプレス成形して、ガラス光学素子あるいは光学素子製造用素材としてのガラス成形体を得る際に、型部材の成形面とガラス成形体の転写面との間の形状のズレが小さく、また、ガラス成形体と型部材の成形面とが接触することにより、前記ガラス成形体に接触痕が発生する事態が回避され、形状精度、外観精度ともに、良好なガラス成形体を製造することである。【解決手段】 上・下型部材により溶融ガラス塊をプレス成形して所望形状のガラス成形体を得るために、上・下型部材を進退動作する駆動装置が、上・下型部材の内の少なくとも一方について、NC(数値制御)駆動可能な構成になっており、該NC駆動装置と当該型部材との間に、バネ部材が設置されており、前記NC駆動装置により当該型部材を進出動作することで、溶融ガラス塊をプレス成形すると同時に、前記バネ部材から発生するバネ力を当該型部材に与えることを特徴とする。
請求項(抜粋):
多孔質の材料からなる上下一対の型部材を備えており、これらの型部材の背面に高圧のガスを供給して、これらの型部材の成形面からガスを噴出した状態において、下型部材の成形面におけるガスで、前記下型部材の成形面上に浮上・保持された状態で、下型部材の成形面に、所望量の溶融ガラスを受けて、溶融ガラス塊を形成し、その後、成形面からガスが噴出している状態の上型部材に対して、下型部材の成形面上に浮上・保持されている状態の前記溶融ガラス塊を相対的に接近させ、前記溶融ガラス塊と上型部材との接近を更に進める過程で、それぞれの型部材の成形面からのガスによって、前記溶融ガラス塊を、上・下型部材に対して非接触の状態に保持したまま、前記上・下型部材の成形面からなるキャビティーの形状に前記溶融ガラス塊の形状を倣わせるように成形を進めて、所要のガラス成形体を得る製造方法において、前記上・下型部材により前記溶融ガラス塊をプレス成形して所望形状のガラス成形体を得るために、前記上・下型部材を進退動作する駆動装置が、上・下型部材の内の少なくとも一方について、NC(数値制御)駆動可能な構成になっており、該NC駆動装置と当該型部材との間に、バネ部材が設置されており、前記NC駆動装置により当該型部材を進出動作することで、溶融ガラス塊をプレス成形すると同時に、前記バネ部材から発生するバネ力を当該型部材に与えることを特徴とする、光学用ガラス成形体の製造方法。
IPC (2件):
C03B 11/16 ,  C03B 11/08
FI (2件):
C03B 11/16 ,  C03B 11/08

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