特許
J-GLOBAL ID:200903041702130763

高能率符号化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-127698
公開番号(公開出願番号):特開平7-336229
出願日: 1994年06月09日
公開日(公表日): 1995年12月22日
要約:
【要約】【目的】 複数のチャンネルからなるオーディオ信号を高能率符号化するときに、チャンネル間のレベル差が小さいサブバンドの量子化ビット数を等しくすることで、再生音の定位劣化を低減する。【構成】 周波数分析フィルタ111,121はデジタルオーディオ信号をチャンネルごとに周波数分析してサブバンド信号を出力する。最大値検出器112,122はフレームごとにサブバンド信号の絶対値の最大値を求める。ビット要求計算器117,127は各サブバンドの信号を量子化するのに要求されるビット数を計算する。初期ビット割り当て器118,128はビット要求値が閾値以上のサブバンドに初期ビット割り当てをする。追加割り当てが可能な場合に、追加ビット割り当て器19は最大値信号を基にチャンネル間のレベル差が小さいサブバンドのビット割り当て値が等しくなるように追加ビット割り当てを行う。
請求項(抜粋):
一定数のオーディオデータからなるフレームを単位として符号化処理を行う高能率符号化装置であって、複数のチャンネルからなるオーディオ信号を入力し、チャンネルごとに、周波数分析を行い複数のサブバンド信号を出力する周波数分析フィルタと、チャンネルごとおよびサブバンドごとに前記サブバンド信号を入力し、フレームごとに前記サブバンド信号の絶対値の最大値を算出して最大値信号を出力する最大値検出手段と、チャンネルごとおよびサブバンドごとに前記サブバンド信号を入力し、フレームごとに前記サブバンド信号を前記最大値信号で正規化して、正規化信号を出力する正規化手段と、前記正規化信号を量子化するために必要な量子化ビット数を算出し、ビット要求信号を出力するビット要求計算手段と、前記ビット要求信号が第1の閾値以上であるサブバンドに対して初期ビット割り当てを行い、初期ビット割り当て信号を出力する初期ビット割り当て手段と、前記初期ビット割り当て信号と前記最大値信号とを入力し、利用可能なトータルビット数と前記初期ビット割り当てで使用したビット数とを比較して、追加ビット割り当てが可能である場合に、サブバンドごとに前記最大値信号をチャンネル間で比較し、チャンネル間の前記最大値信号の差が第2の閾値以下であるサブバンドに、全チャンネルでビット割り当てが等しくなるように追加ビット割り当てを行ってビット割り当て信号を出力し、チャンネル間の前記最大値信号の差が前記第2の閾値を越えるサブバンドでは入力した初期ビット割り当て信号をそのままビット割り当て信号として出力する追加ビット割り当て手段と、前記正規化信号と前記ビット割り当て信号とを入力し、前記正規化信号を前記ビット割り当て信号に基づいて量子化して量子化信号を出力する量子化手段と、前記ビット割り当て信号と前記最大値信号と前記量子化信号とを多重化して符号化信号を出力するマルチプレクサとを備えた高能率符号化装置。
IPC (4件):
H03M 7/30 ,  G10L 7/04 ,  G10L 9/18 ,  G11B 20/10 301

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