特許
J-GLOBAL ID:200903041705380140

斜杭による既存建物基礎の補強方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山名 正彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-046074
公開番号(公開出願番号):特開平11-247203
出願日: 1998年02月26日
公開日(公表日): 1999年09月14日
要約:
【要約】【課題】 地震力等の水平力に強く抵抗する斜杭を使用することにより、既存建物基礎を爾後的に補強する方法を提供する。【解決手段】 既存建物の基礎近傍の地盤中に斜杭を配置し、前記斜杭の杭頭部と前記既存建物の基礎とを荷重の伝達が可能に連結すること、前記斜杭は、先端縁部に掘削ビットが設けられたケーシングパイプを、地盤中に、鉛直線に対し斜杭の角度だけ傾斜させて貫入して同地盤を掘削し、掘削終了後に掘削孔内をスライム処理する工程、前記ケーシングパイプの内部に既製杭を建て込む工程、前記ケーシングパイプの内部に注入材を充填する工程、前記ケーシングパイプを定着部分の上端部まで引き上げ、同定着部分における注入材を加圧する工程、前記ケーシングパイプを地上へ引き抜いて撤去し、前記注入材が所定の強度を発現するまで養生する工程より施工する。
請求項(抜粋):
既存建物の基礎近傍の地盤中に斜杭を配置し、前記斜杭の杭頭部と前記既存建物の基礎とを荷重の伝達が可能に連結すること、前記斜杭は、下記の工程(イ)〜(ホ)により施工すること、(イ)先端縁部に掘削ビットが設けられたケーシングパイプを、地盤中に、鉛直線に対し斜杭の角度だけ傾斜させて貫入して同地盤を掘削し、掘削終了後に掘削孔内をスライム処理する工程、(ロ)前記ケーシングパイプの内部に既製杭を建て込む工程、(ハ)前記ケーシングパイプの内部に注入材を充填する工程、(ニ)前記ケーシングパイプを定着部分の上端部まで引き上げ、同定着部分における注入材を加圧する工程、(ホ)前記ケーシングパイプを地上へ引き抜いて撤去し、前記注入材が所定の強度を発現するまで養生する工程、をそれぞれ特徴とする斜杭による既存建物基礎の補強方法。

前のページに戻る