特許
J-GLOBAL ID:200903041749067415

液晶表示素子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大胡 典夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-067171
公開番号(公開出願番号):特開平6-281938
出願日: 1993年03月26日
公開日(公表日): 1994年10月07日
要約:
【要約】【構成】 2枚の電極13、15を設けた基板11、12間に誘電異方性が正のネマティック液晶からなる液晶層18を挟持し、前記基板表面は液晶分子がチルト配向するラビング処理がされる液晶表示素子で、下記条件をもつ。a. 2枚の基板上での液晶分子配列方向11a、12aの交差角がθ(0°≦θ≦90°)であり、2枚の基板表面上でのチルト配向によって液晶組成物をユニフォームツイスト配列させるように決まるセルツイスト角がφである場合に、液晶組成物に電圧を印加しない状態で、φが±θのとき、液晶のツイスト角ωが±θ+180°または、±θ-180°であり、φが±(θ-180°)のとき、液晶ツイスト角ωが±θであり(以上複号同順)、b. 一画素に30μm以下の微細でしかもプレチルト角の異なる2種以上の領域をもち、上下基板間で対向する部分のプレチルト角を異ならしめる。【効果】散乱特性が高く、駆動電圧が低い、階調性に優れしかも広視野角特性の液晶表示素子が得られる。
請求項(抜粋):
2枚の電極付き基板間に誘電異方性が正のネマティック液晶からなる液晶層を挟持し、前記基板表面上で液晶分子長軸を一方向に配列させるチルト配向を誘起する手段を有しており、2枚の基板上での液晶分子配列方向の交差角がθ(0°≦θ≦90°)であり、2枚の基板表面上でのチルト配向によって液晶組成物をユニフォームツイスト配列させるように決まるセルツイスト角がφである液晶表示素子において、液晶組成物に電圧を印加しない状態で、φが±θ(便宜的にツイスト方向が左まわりの時+、右回りの時-とする。)のとき、液晶のツイスト角ωが±θ+180°または、±θ-180°であり、φが±(θ-180°)のとき、液晶ツイスト角ωが±θであり(以上複号同順)、少なくとも一方の基板は、最も狭い幅が30μm以下である微細な領域を単位としたプレチルト角の異なる2種以上の領域からなり、上下基板間で対向する部分のプレチルト角が異なることを特徴とした液晶表示素子。

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