特許
J-GLOBAL ID:200903041778856518

耐熱性を示しヘキサン抽出量が低くかつ調節可能な引張り応力を示すポリオレフィン組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-513947
公開番号(公開出願番号):特表平10-507786
出願日: 1995年10月04日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】本主題発明は、高い耐熱性を示し、ヘキサン抽出量が低く、かつ調節可能様式で引張り応力を低くか或は高くすることができるポリマー混合物を提供するものである。この混合物を少なくとも1種の1番目の実質的に線状であるエチレンポリマー[成分(A)]と少なくとも1種の2番目のエチレンポリマー[これは均一に分枝しているポリマーか、不均一分枝線状ポリマーか、或は高密度ポリマーである]で構成させる。この混合物は、これをフィルムに加工した時にそれが示すヒートシール開始温度がこの混合物のビーカー軟化点より実質的に低いことに加えて高い極限ホットタック強度を有することによって特徴づけられる。この混合物は、これを成形品として加工した時に、より低い引張り応力を維持しながら高いマイクロ波そり変形抵抗を示すことによって特徴づけられる。このポリマー混合物は、クックインパッケージ、熱充填パッケージおよびバリヤー収縮フィルムなどの如き用途で多層フィルム構造物におけるシーラント層として用いるに特によく適合している。この混合物は、成形用途において、冷凍庫から直接電子レンジにかけられる食品貯蔵容器および蓋として用いるによく適合していて、そのような容器を容易に開けることができるように、低温で良好な柔軟性を維持する。
請求項(抜粋):
ポリマー混合物であって、(A)0.850から0.920g/ccの範囲の密度を有する実質的に線状であるエチレンポリマーであって i. メルトフロー比I10/I2が≧5.63であり、 ii. ゲル浸透クロマトグラフィーで測定した時に式:(Mw/Mn)≦(I10/I2)-4.63で定義される如き分子量分布Mw/Mnを示し、 iii. この実質的に線状であるエチレンポリマーの場合の表面メルトフラクチャーが起こり始める時の臨界せん断速度が線状エチレンポリマーの場合の表面メルトフラクチャーが起こり始める時の臨界せん断速度より少なくとも50パーセント大きくなるような気体押し出しレオロジーを示すが、ここで、上記実質的に線状であるエチレンポリマーと上記線状エチレンポリマーが同じコモノマーまたはコモノマー類を含み、上記線状エチレンポリマーのI2、Mw/Mnおよび密度が上記実質的に線状であるエチレンポリマーの10パーセント以内にあり、そしてここで、上記実質的に線状であるエチレンポリマーと上記線状エチレンポリマーの個々の臨界せん断速度が気体押し出しレオメーターを用いて同じ溶融温度で測定した臨界せん断速度であり、そして iv. 示差走査熱量測定(DSC)で-30°Cから150°Cの範囲に単一の溶融ピークを示す、として更に特徴づけられる実質的に線状であるエチレンポリマーである少なくとも1種の1番目のエチレンポリマーを、該混合物の全重量を基準にして15から60重量パーセント、および(B)0.890から0.965g/ccの範囲の密度を有していて、均一に分枝しているか、不均一に分枝していて線状であるか、或は高密度のエチレンポリマーである、少なくとも1種の2番目のエチレンポリマーを、該混合物の全重量を基準にして40から85重量パーセント、含んでいて、該ポリマー混合物が、0.890から0.930g/ccの密度を有し、上記1番目のエチレンポリマーの密度と2番目のエチレンポリマーの密度の間の差が少なくとも0.015g/ccであり、かつ式: PRC>5.0195×104(ρ)-2.7062×104(ρ)2-2.3246×104[式中、ρは、該ポリマー混合物の密度(グラム/立方センチメートル)である]で定義される如き残存結晶度パーセント(PRC)を有する、として特徴づけられるポリマー混合物。
IPC (6件):
C08L 23/04 ,  B32B 27/32 ,  B65D 1/09 ,  B65D 65/40 ,  B65D 81/34 ,  C08J 5/18 CES
FI (6件):
C08L 23/04 ,  B32B 27/32 Z ,  B65D 65/40 D ,  B65D 81/34 U ,  C08J 5/18 CES ,  B65D 1/00 A

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