特許
J-GLOBAL ID:200903041793550590

内燃エンジンの蒸発燃料処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡部 敏彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-028861
公開番号(公開出願番号):特開平5-195882
出願日: 1992年01月20日
公開日(公表日): 1993年08月03日
要約:
【要約】【目的】 本発明は蒸発燃料排出抑止系に設けられた弁類の異常を逸速く検出して蒸発燃料排出抑止系の過負圧を防止することができる内燃エンジンの蒸発燃料処理装置を提供することを目的とする。【構成】 本発明に係る内燃エンジンの蒸発燃料処理装置は、キャニスタの吸気口を開閉する第3の制御弁が閉弁状態で故障しているとき、又は前記第3の制御弁が閉弁状態に設定されているときにキャニスタと燃料タンクとの間に介装された第1の制御弁を開弁すると共に、キャニスタとエンジン吸気系との間に介装された第2の制御弁に開弁信号を発した場合において、タンク内圧が減圧側に変動したときは前記第2の制御弁の異常を検出し、該第2の制御弁の異常が検出されたときは前記第1の制御弁を閉弁するように構成した。
請求項(抜粋):
燃料タンクと、吸気口が設けられたキャニスタと、該キャニスタと前記燃料タンクとを接続する燃料蒸気流通路に介装された第1の制御弁と、前記キャニスタと内燃エンジンの吸気系とを接続するパージ通路に介装された第2の制御弁とからなる蒸発燃料排出抑止系を備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理装置において、エンジンの作動状態を検出する作動状態検出手段と、前記キャニスタの前記吸気口を開閉する第3の制御弁と、前記燃料タンクの内圧力を検出するタンク内圧検出手段と、前記作動状態検出手段によりエンジンの作動状態が検出されているときに前記第1乃至第3の制御弁を制御して前記蒸発燃料排出抑止系を所定の負圧状態にする減圧処理手段と、前記第1乃至第3の制御弁を制御して前記蒸発燃料排出抑止系を閉鎖系にし且つ前記所定の負圧状態からの圧力変動を検出する圧力変動検出手段とからなる異常診断処理系を有し、前記第1の制御弁を開弁状態に設定すると共に前記第3の制御弁を閉弁状態に設定し且つ前記第2の制御弁に閉弁信号を発した場合において、前記タンク内圧検出手段により検出されるタンク内圧が減圧側に変動したときは前記第2の制御弁の異常を検出する異常検出手段を備えていることを特徴とする内燃エンジンの蒸発燃料処理装置。

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