特許
J-GLOBAL ID:200903041795762063

パケット交換方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩佐 義幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-011544
公開番号(公開出願番号):特開平5-207062
出願日: 1992年01月27日
公開日(公表日): 1993年08月13日
要約:
【要約】【目的】 多段接続パケット交換網において、パケットの順序を維持するための遅延を小さくする。【構成】 参照時刻を求める装置101は、各FIFO入力バッファ103,104の先頭にあるパケットのタイムスタンプの最小値を求め本段の参照時刻とする。最小タイムスタンプを持つ有効パケットが選択され、出力アドレスに基づき、時分割多重バス102を経て希望の出力端子のFIFO出力バッファ105,106に蓄積される。但し、入出力端子における一パケット時間にこの動作をN回行う。FIFO出力バッファからパケットを出力するとき、バッファが空きであれば参照時刻をアイドルパケットに載せて次段に出力する。FIFO入力バッファでは、バッファの最後尾のパケットが有効パケットであれば入力するパケットをその後に書き込み、最後尾のパケットがアイドルパケットであれば入力するパケットをその上に書き込む。
請求項(抜粋):
複数の入力ポートから入力されたパケットに入力時刻を表すタイムスタンプを付与し、複数の出力端子へ出力する分配手段と、前記分配手段から出力されるパケットを出力アドレス情報にもとづき交換処理を行って所望の出力ポートに出力する多段に接続される複数のパケットスイッチと、前記複数のパケットスイッチの各々に対応して設置され、対応するパケットスイッチに入力されるパケットをそのパケットに付与されているタイムスタンプの順序に従い、次段のパケットスイッチへ出力する順序整列手段とからなるパケット交換方式において、前記複数のパケットスイッチの一段目の各パケットスイッチは複数の入力端子と、複数の出力端子と、前記複数の出力端子に対応して設置されている出力バッファを持ち、前記複数のパケットスイッチの二段目以後の各パケットスイッチは複数の入力端子と、前記複数の入力端子に対応して設置されている入力バッファと、複数の出力端子(最後の段の各パケットスイッチは複数の出力ポート)と、前記複数の出力端子(最後の段の各パケットスイッチは前記複数の出力ポート)に対応して設置されている出力バッファを有し、前記一段目の各パケットスイッチは前記分配手段から出力されるパケットをそのパケットの出力アドレス情報に基づき出力バッファに出力し、前記出力バッファからその出力バッファに接続されている次段のパケットスイッチにパケットを出力するとき、タイムスタンプの順序に従い出力し、前記出力バッファが空きであれば、現時刻を参照時刻として前記次段のパケットスイッチに出力し、二段目以後の各パケットスイッチは前後のパケットスイッチから入力されるパケットを入力バッファに入力し、前記入力バッファからパケットを出力するとき、前記複数の入力バッファにおけるパケットに付与されているタイムスタンプと前後のパケットスイッチからの参照時刻のうちの最小値を求めて当該段の参照時刻とするとともに、前記最小値を持つパケットをそのパケットの出力アドレス情報に基づき出力バッファに入力し、前記出力バッファからその出力バッファに接続されている次段のパケットスイッチ(或いは最終段のパケットスイッチの出力ポート)にパケットを出力するとき、タイムスタンプの順序に従い出力し、前記出力バッファが空きであれば、最終段のパケットスイッチを除いて当該段の参照時刻を前記次段のパケットスイッチに出力することを特徴とするパケット交換方式。

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