特許
J-GLOBAL ID:200903041811641115

新規抗生物質

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-147299
公開番号(公開出願番号):特開平8-020595
出願日: 1984年07月12日
公開日(公表日): 1996年01月23日
要約:
【要約】【目的】 抗生物質AAD216複合体の新規生物活性成分であるAAD216B、その製造方法およびそれを用いた各種組成物を提供する。【構成】 抗生物質AAD216複合体の新規生物活性成分であって、実験式C81H82N8O30Cl4、C82H84N8O30Cl4またはC83H86N8O30Cl4を有し、様々な理化学的性質によって特定される抗生物質およびそれを含有する各種組成物。これら抗生物質は、キブデロスポランジウム・アリダムATCC39323またはその変異株を所定条件下で培養することによって得られる抗生物質AAD216複合体から分離することによって製造される。【効果】 抗菌剤、成長促進剤およびウシ乳腺炎の治療のような動物の健康のための適用に対して有用な新規抗生物質が得られる。
請求項(抜粋):
pH約6において、以下の特性:(a)300〜350°Cで分解する淡黄白色固体である;(b)実験式C82H84N8O30Cl4を有する;(c)水分が10.8%の場合、およその元素組成は、C49.67%、H5.07%、N5.19%、Cl6.70%であり、Sまたは有機リンを含まない;(d)臭化カリウム中での赤外吸収スペクトルは、以下の波数においてピークを示す:3400、2920、1660、1600、1510、1460、1430、1390、1300、1240、1150、1060および1020cm-1;(e)M+Hによる高速原子衝撃(FAB)マススペクトルは1801(主原子団)である;(f)アセトニトリル:水(1:1)中での紫外スペクトルの吸収極大値は、中性および酸性条件下で280nmにおいてE(1%)=55、塩基性条件下で301nmにおいてE(1%)=72.5を示す;(g)CD3OD:D2O(1:9)中、90.56MHz、pH8.5における炭素磁気共鳴スペクトルは、標準としてのTMSと比較して以下の化学シフト値(ppm)を示す:177.9、177.4、175.6、174.4、171.6、170.9、170.5、170.4、169.3、162.4、158.7、158.1、155.2、155.0、152.6、151.3、150.7、146.0、144.3、141.3、138.8、138.3、136.1、134.7、133.6、130.7、129.9、129.8、129.4、129.0、128.7、127.7、127.5、127.0、126.3、125.7、124.7、122.8、122.3、120.9、119.9、119.6、118.4、116.7、110.5、109.6、108.5、104.2、103.3、103.1、100.6、98.1、78.5、74.4、73.9、73.4、72.1、71.7、71.2、70.8、67.3、65.5、63.7、62.3、61.6、60.3、56.8、56.2、55.9、55.0、39.6、37.3、32.7、30.2、30.0、29.7、28.4、27.8、26.3および23.3;(h)比旋光度は[α]25=-59°(C=0.1、H2O中)である;(i)過ヨウ素酸塩により陽性反応、ニンヒドリンにより陰性反応を示す;(j)水、メタノール、ジメチルスルホキシドに可溶性であり、エタノール、アセトニトリル、アセトン、ジエチルエーテルおよび脂肪族炭化水素に不溶性である;そして、(k)アセトニトリル:水(3:7)中でのpKa値は、以下の通りである:3.0、4.5、7.5、8.5および9.7;ただし、9.7以上のpKa値は測定していない;を有することを特徴とするAAD216B抗生物質。
IPC (9件):
C07G 11/00 ,  A01N 63/02 ,  A23K 1/17 ,  C12N 1/20 ,  C12P 1/06 ,  A61K 35/74 ADZ ,  A61K 35/74 AEE ,  A61K 35/74 AFF ,  C12R 1:01

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