特許
J-GLOBAL ID:200903041825527137

歯付ベルト

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-019394
公開番号(公開出願番号):特開2001-208137
出願日: 2000年01月27日
公開日(公表日): 2001年08月03日
要約:
【要約】【課題】 歯布に含浸被覆されるゴム組成物に、フッ素樹脂を摩擦係数低減作用が発揮されやすい形態にして大量に含有させ、さらに前記ゴム組成物と歯布との接着成分に減摩材を含ませ耐摩耗性および耐歯欠け性を改善した歯布被覆の歯付ベルトを提供する。【解決手段】 背面部3を構成するゴム層を2層構造に形成し、少なくとも前記2層構造の外側の層3aを内側の層3bよりも高硬度のゴムを使用し、前記歯布4の表裏面及び内部が互いに連通状態になるように第1ゴム組成物5を含浸被覆し、前記歯布4を構成する糸にグラファイトあるいは二硫化モリブデンのうちから選ばれた少なくとも1種の減摩材を含んだ前記第1ゴム組成物5の第1接着成分13が付与された歯付ベルトである。
請求項(抜粋):
長手方向に沿って所定間隔で配置した複数の歯部と、心線を埋設した背部を有し、上記歯部の表面に歯布を被覆した歯付ベルトにおいて、背面部を構成するゴム層を2層構造に形成し、少なくとも前記2層構造の外側の層を内側の層よりも高硬度のゴムを使用し、前記歯布の表裏面及び内部が互いに連通状態になるように第1ゴム組成物を含浸被覆し、この第1ゴム組成物内にフッ素樹脂が前記第1ゴム組成物と結合されることなく分散されており、さらに前記歯布を構成する糸にグラファイトあるいは二硫化モリブデンのうちから選ばれた少なくとも1種の減摩材を含んだ前記第1ゴム組成物との第1接着成分が付与され、前記第1ゴム組成物と前記歯部及び前記背部を構成する第2ゴム組成物とを加硫加圧により一体化したことを特徴とする歯付ベルト。

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