特許
J-GLOBAL ID:200903041846142014

ハロゲン化銀カラー写真感光材料及び画像形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-127623
公開番号(公開出願番号):特開平9-292678
出願日: 1996年04月25日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】【課題】発色現像時間の短縮化による階調バランスの崩れを改良し、現在広く普及している現像処理及び発色現像時間を短縮化した超迅速処理のいずれにおいても実質的に同等の階調、感度、ネガ濃度の画像を得ることが可能なハロゲン化銀カラー写真感光材料及びカラー画像形成方法を提供する。【解決手段】支持体上に青感性層、緑感性層、及び赤感性層を有し、粒子内部にカブリ核を有するハロゲン化銀乳剤を含有し、かつ、発色現像時間の異なる2種類の現像処理を実施したとき、それらの現像処理によって得られるイエロー、マゼンタ及びシアンの階調度がほぼ等しく、かつ、感度差がそれぞれ露光量の対数で、-0.2以上+0.2以下である。
請求項(抜粋):
支持体上にそれぞれ少なくとも1層の青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び赤感性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料において、粒子内部にカブリ核を有するハロゲン化銀乳剤を含有し、かつ、発色現像時間の異なる下記2種類の現像処理?@及び現像処理?Aを実施したとき、該2種類の現像処理によって得られるイエロー、マゼンタ及びシアンの階調度が下記条件式を満足し、かつ、現像処理?Aによるイエロー、シアン、マゼンタの感度が現像処理?@によるイエロー、シアン、マゼンタの感度に対しそれぞれ露光量の対数で、-0.2以上+0.2以下であることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。0.8≦γ2 (Y)/γ1 (Y)≦1.20.8≦γ2 (M)/γ1 (M)≦1.20.8≦γ2 (C)/γ1 (C)≦1.2但し、γ1 (Y)、γ1 (M)、γ1 (C)はそれぞれ現像処理?@を実施したときのイエロー、マゼンタ、シアンの階調度を表し、γ2 (Y)、γ2 (M)、γ2 (C)はそれぞれ現像処理?Aを実施したときのイエロー、マゼンタ、シアンの階調度を表す。(現像処理?@)発色現像時間が2分45秒〜3分30秒であり、発色現像液の温度が37〜39°Cであり、発色現像主薬として2-メチル-4-〔N-エチル-N(β-ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリンを15〜20ミリモル/リットル含有しかつ、ハロゲン化銀溶剤を実質的に含有しない発色現像液を使用し発色現像処理することを特徴とする現像処理。(現像処理?A)発色現像時間が40秒〜90秒であり、発色現像液の温度が40〜50°Cであり、発色現像主薬として2-メチル-4-〔N-エチル-N(β-ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリンを25〜60ミリモル/リットル含有しかつ、下記一般式(I-1)〜(I-5)から選ばれるハロゲン化銀溶剤をトータルで0.05〜50ミリモル/リットル含有する発色現像液を使用し発色現像処理することを特徴とする現像処理。【化1】一般式(I-1)(ハロゲン化銀溶剤A)式中、Qa1は5または6員の複素環を形成するのに必要な非金属原子群を表す。尚、この複素環は炭素芳香環または複素芳香環と縮合していてもよい。La1は、単結合、二価の脂肪族基、二価の芳香族炭化水素基、二価の複素環基またはこれらを組み合わせた連結基を表す。Ra1はカルボン酸もしくはその塩、スルホン酸もしくはその塩、ホスホン酸もしくはその塩、アミノ基またはアンモニウム塩を表す。qは1〜3の整数を表し、Ma1は水素原子またはカチオンを表す。【化2】一般式(I-2)(ハロゲン化銀溶剤B)式中Qb1は、炭素原子、窒素原子、酸素原子、硫黄原子またはセレン原子により構成される5または6員のメソイオン環を表し、Xb1- は-O- 、-S- または-N- Rb1を表す。Rb1は脂肪族基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す。一般式(I-3)(ハロゲン化銀溶剤C)Lc1-(Ac1-Lc2)r -Ac2-Lc3式中、Lc1およびLc3は同一でも異なっていてもよく各々脂肪族基、芳香族炭化水素基、複素環を表し、Lc1は二価の脂肪族基、二価の芳香族炭化水素基、二価の複素環連結基またはそれらを組み合わせた連結基を表す。Ac1およびAc2はそれぞれ-S-、-O-、-NRc20 -、-CO-、-SO2 -、またはそれらを組み合わせた基を表す。rは1〜10の整数を表す。但し、Lc1およびLc3の少なくとも1つは-SO3 Mc1、-PO3 Mc2Mc3、-NRc1(Rc2)、-N+Rc3(Rc4)(Rc5)・Xc1- 、-SO2 NRc6(Rc7)、-NRc8SO2 Rc9、-CONRc10(Rc11)、-NRc12 CORc13 、-SO2 Rc14 、-PO(-NRc15(Rc16)2 、-NRc17 CONRc18(Rc19)、-COOMc4または複素環基で置換されているものとする。Mc1、Mc2、Mc3およびMc4は同一でも異なっていてもよく各々水素原子または対カチオンを表す。Mc1〜Mc20 は同一でも異なっていてもよく各々水素原子、脂肪族基または芳香族炭化水素基を表し、Xc1- は対アニオンを表す。但し、Ac1およびAc2の少なくとも1つは-S-を表す。【化3】一般式(I-4)(ハロゲン化銀溶剤D)式中、Xd およびYd は脂肪族基、芳香族炭化水素基、複素環基、-N(Rd1)Rd2、-N(Rd3)N(Rd4)Rd5、-ORd6、または-SRd7を表す。尚、Xd とYd は環を形成していてもよいが、エノール化することはない。但し、Xd およびYd のうち少なくとも1つはカルボン酸もしくはその塩、スルホン酸もしくはその塩、ホスホン酸もしくはその塩、アミノ基またはアンモニウム基、水酸基の少なくとも1つで置換されているものとする。Rd1、Rd2、Rd3、Rd4およびRd5は水素原子、脂肪族基、芳香族炭化水素基または複素環基を表し、Rd6およびRd7は水素原子、カチオン、脂肪族基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す。【化4】一般式(I-5)(ハロゲン化銀溶剤E)上記一般式(I-5)において、Re1、Re2、Re3およびRe4は、それぞれ、水素原子、アルキル基またはアルケニル基を表す。
IPC (10件):
G03C 7/20 ,  G03C 1/00 GAP ,  G03C 1/09 ,  G03C 1/34 ,  G03C 1/485 ,  G03C 7/00 510 ,  G03C 7/00 550 ,  G03C 7/305 ,  G03C 7/407 ,  G03C 7/413
FI (10件):
G03C 7/20 ,  G03C 1/00 GAP E ,  G03C 1/09 ,  G03C 1/34 ,  G03C 1/485 ,  G03C 7/00 510 ,  G03C 7/00 550 ,  G03C 7/305 ,  G03C 7/407 ,  G03C 7/413

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