特許

J-GLOBAL ID：200903041898742419

脈動波形の制御方法を備えた湿式比重選別機

発明者： 伊藤 正澄 ,  恒川 昌美 ,  広吉 直樹 ,  伊藤 真由美 ,  堀 邦紘
出願人/特許権者： 国立大学法人 北海道大学
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2005-174222
公開番号（公開出願番号）：特開2006-320881
出願日： 2005年05月17日
公開日（公表日）： 2006年11月30日
要約：

【課題】従来の湿式比重選別機は、低比重域帯かつ、比重差が小さな多岐にわたるプラスチックの選別性能に問題が多く、特にプラスチック廃材を新原料の材料として再利用することが出来なかった。【解決手段】混合プラスチック粒子を湿式比重選別機で選別する場合、混合プラスチック粒子中の比重の最も重い組成物質の水中での流動化開始速度に相当する上昇流速度を与えると、最も高い選別精度が得られることを見出した。そこで、網下に脈動を発生する気室を持つ湿式比重選別機において、脈動水の上昇速度を水の表面又は水中に没した液面計により測定し、この測定値を上昇速度演算機能制御器に入力し、変動可能な入気制御弁の開閉速度を任意に設定して脈動波形を制御する方法、および上昇速度を任意に設定できる機能を持つ変動可能な入気制御弁と適正速度の下降流を与えるため開閉速度を任意に変動可能な排気制御弁とを有する脈動波形制御方法を備えた湿式比重選別機を開発した。【選択図】図8

請求項（抜粋）：

混合プラスチック粒子からプラスチックの素材毎に選別する湿式比重選別機において、プラスチック相互の比重の差を利用して媒体物の水の脈動により各素材の混合プラスチック粒子にそれぞれ選別する方法であり、混合プラスチック粒子は水の上昇過程又は下降過程で水中での上昇速度又は下降速度の差により選別されるが、混合プラスチック粒子を水の上昇過程で選別を行う際に、混合プラスチック粒子中の比重の最も重い組成物質の水中での流動化開始速度に相当する上昇流速度を与え、かつ水の脈動波形を任意に可変することが出来る湿式の比重選別機。

IPC (3件)：

B03B 5/02 ,  B03B 13/00 ,  B29B 17/00

FI (3件)：

B03B5/02 ,  B03B13/00 ,  B29B17/00

Fターム (8件)：

4D071AA20 ,  4D071BA20 ,  4D071BB06 ,  4D071DA15 ,  4F301AA13 ,  4F301AA17 ,  4F301BF09 ,  4F301BF31

引用特許：

出願人引用 (3件)

• 特開昭64-43355号公報
  
• 廃材プラスチック類の分離・選別システム 及び湿式比重選別機
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平10-315306   出願人：有限会社鉱物解析研究所
• 廃ペットプラスチックの資源化材料製造システム
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2002-225372   出願人：アグロ技術株式会社

審査官引用 (4件)

• 特許第3612327号
  
• 廃材プラスチック類の分離・選別システム 及び湿式比重選別機
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平10-315306   出願人：有限会社鉱物解析研究所
• 比重選別装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2001-228118   出願人：株式会社京星
• 特開昭64-043355