特許
J-GLOBAL ID:200903041912477510

生体内拡散のシミュレーション方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-152396
公開番号(公開出願番号):特開平8-016551
出願日: 1994年07月04日
公開日(公表日): 1996年01月19日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】薬物の生体組織内での拡散現象を的確に解析することができる薬物の生体組織内拡散のシミュレーション方法及び装置を提供する。【構成】まず、有限要素法を用いないで有限要素解析において必要な基礎的なパラメータ、係数等を実験的に求める。シミュレーション対象となる生体組織の形状モデリングを行なう。有限要素プログラムを実行して上記のように設定した入力条件に基づき各要素についての物質収支に関する連立方程式を解き、各要素における薬物成分の濃度を演算する。実験にかかる拡散特性と有限要素解析による演算結果とを比較し、両者の差が所定以上の場合には、有限要素解析にかかる拡散特性係数を補正する。基準拡散特性と演算拡散特性との偏差が最小となった場合には、そのとき有限要素解析において使用した拡散特性係数が最適拡散特性係数となる。その最適拡散特性係数を用いてシミュレーションを行いさまざまな態様で演算拡散特性を出力する。
請求項(抜粋):
特定物質の生体内拡散を有限要素法を用いてシミュレーションする方法であって、生体から分離した組織の一部を用いて、有限要素法を使用することなく該生体内の基準拡散特性定数を決定し、該基準拡散特性定数に基づいて基準拡散特性を設定し、解析の対象となる生体構造を有限要素法に基づいて決定し、前記基準拡散特性定数を用いて前記決定した生体構造における拡散を有限要素法に基づいて演算し、該生体内における拡散の有限要素法に基づく演算結果にかかる演算拡散特性と有限要素法によらないで決定した前記基準拡散特性とを比較し、前記演算拡散特性と前記基準拡散特性との偏差が最小となるように基準拡散特性定数を補正して有限要素法に基づく最適拡散特性係数を算出することを特徴とする生体内拡散のシミュレーション方法。
IPC (2件):
G06F 17/12 ,  G06F 17/00
FI (2件):
G06F 15/324 ,  G06F 15/20 D

前のページに戻る