特許
J-GLOBAL ID:200903041952001810
振動解析装置および振動解析方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
早瀬 憲一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-346447
公開番号(公開出願番号):特開2000-171290
出願日: 1998年12月07日
公開日(公表日): 2000年06月23日
要約:
【要約】【課題】 情報記録機器に関して記録再生ヘッドを直進移動させるキャリッジ駆動装置において、キャリッジに対するシャフトの剛性を振動特性の観点から定性的に評価する振動解析装置および振動解析方法を提供する。【解決手段】 運動機構を有するキャリッジ101a及び101bと、シャフト102及び103とからなる複合系を、有限要素法のシミュレーションに適用させるべく、シャフト102及び103上をキャリッジ101a及び101bが移動している過程のキャリッジ101a及び101b、及びシャフト102及び103の完全結合よりなる解析モデルを3個以上作成し、上記各解析モデルに基づいて、複数個の磁気ヘッド位置の変位量あるいは剛性係数を計算し、それらの最大値と最小値の差を、予め定められた所望の定数と比較し、振動特性の不良性を判定する。
請求項(抜粋):
記録媒体のトラックに直交する方向に記録媒体用ヘッドを直進移動させるために、両端が固定された2本のシャフトとヘッド駆動機構(以下、キャリッジと称す)の両脇に設けられた軸受けを介してシャフトとキャリッジが連結されることにより記録媒体用ヘッドを支持するキャリッジの進行方向を直進のみに規制しかつキャリッジを支持するキャリッジ駆動装置に対して、キャリッジと左右のシャフトが組み合わされた複合系の剛性を算出するために、有限要素法により振動解析を行う振動解析装置において、両端を固定された左右のシャフトに対し駆動可能なキャリッジが記録媒体のデータ領域における最内周トラックから最外周トラックの範囲内で3カ所以上の複数カ所においてそれぞれ完全結合されたものと見なして、当該各状態に対応する有限要素法の解析モデルを作成する解析モデル作成手段と、キャリッジの駆動力発生装置であるコイルに対応する解析モデルの部位に製品状態のキャリッジと同じ方向に強制力または強制変位を加えた時に記録媒体用ヘッドの位置に対応した解析モデルの部位におけるキャリッジの進行方向の変位を、上記複数カ所に対応する各解析モデルについて計算する変位計算手段と、当該複数カ所に対応する各解析モデルについて計算された変位に関して、最大値を最小値で比した数値を導出し、この導出した数値が予め決められた定数より大きくなればこの複合系の振動特性を不良と判定する振動特性判定手段とを備えたことを特徴とする振動解析装置。
IPC (2件):
FI (2件):
G01H 17/00
, G01M 19/00 Z
Fターム (7件):
2G024AD26
, 2G024BA02
, 2G024BA15
, 2G064AA12
, 2G064AB11
, 2G064CC41
, 2G064CC54
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