特許
J-GLOBAL ID:200903042011078214

ネットワーク通信システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 原 謙三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-001996
公開番号(公開出願番号):特開平8-191323
出願日: 1995年01月10日
公開日(公表日): 1996年07月23日
要約:
【要約】【構成】 TCP/IP通信によるトークンリングLANにおいて、ポート番号に予め優先度を定める。LLC副層のプロトコルとして、ネットワーク層から受け取ったデータ内の、トランスポート層において付加されたTCPヘッダまたはUDPヘッダに含まれる送信元ポート番号を読み取り、該送信元ポート番号を予め定められた優先度に変換し、該優先度をデータフレームのACフィールドに設定する機能を有する優先伝送プロトコルを用いる。【効果】 上位層アプリケーションが優先度に応じたポート番号を指定するだけで、特別な優先度情報を用いることなく優先度を指定することができ、TCP、UDP、IPのような優先度の概念を持たない汎用的なプロトコルを用いた場合であっても、MAC副層のプロトコルの有する優先度制御機能を用いた優先伝送が可能となり、緊急を要するデータの伝送遅延をできるだけ少なくできる。
請求項(抜粋):
媒体アクセス制御副層のプロトコルとして、論理リンク制御副層にて形成されるデータフレームの所定のフィールドに設定可能な優先度に基づいて優先伝送を行う優先度制御機能を有するプロトコルを用い、論理リンク制御副層より上位のネットワーク層とトランスポート層との少なくとも一方に、優先度の概念を持たないプロトコルを用い、トランスポート層として、上位層の複数のアプリケーションを一意に識別するための識別子としてポート番号を定義し、アプリケーションから受け取った送信データに送信元ポート番号を含むヘッダを付加してネットワーク層へデータを渡すようなプロトコルを用いたネットワーク通信システムにおいて、上記のポート番号に予め優先度が定められていると共に、論理リンク制御副層のプロトコルドライバとして、ネットワーク層から受け取ったデータ内の、トランスポート層において付加されたヘッダに含まれる送信元ポート番号を読み取る送信元ポート番号読み取り手段と、ポート番号を定められた優先度に変換するためのポート番号/優先度変換テーブルと、上記送信元ポート番号読み取り手段が読み取った送信元ポート番号を上記ポート番号/優先度変換テーブルに基づいて優先度に変換するポート番号/優先度変換手段と、この変換により得られた優先度をデータフレームの所定のフィールドに設定する優先度設定手段とを有する優先伝送プロトコルドライバを用いることを特徴とするネットワーク通信システム。
IPC (2件):
H04L 12/42 ,  H04L 29/06
FI (2件):
H04L 11/00 330 ,  H04L 13/00 305 D

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