特許
J-GLOBAL ID:200903042029874166

内燃機関におけるバルブタイミング調整機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-170264
公開番号(公開出願番号):特開平11-241608
出願日: 1998年06月17日
公開日(公表日): 1999年09月07日
要約:
【要約】【課題】 運転状態に応じた最適な開閉タイミングに調整するとともに高い始動性を得ることができる開閉タイミングに調整する。【解決手段】 ベーン33の内部には進角側油室47内に突出可能なプッシュピン82を備えた始動タイミング設定手段78を設ける。プッシュピン82は、エンジンが運転されておらず遅角側油室46及び進角側油室47に所定の油圧が供給されていないときには進角側油室47に突出して、クランクシャフトにより回転駆動されるロータハウジング27に対し吸気側カムシャフト11に連動するベーンロータ28をロータハウジング27が回転駆動される方向にさらに所定角度だけ相対回動させる。エンジンが運転され遅角側油室46あるいは進角側油室47に所定の油圧が供給されるとプッシュピン82は進角側油室47内に突出した状態が保持されなくなる。
請求項(抜粋):
内周面に少なくとも1つの凹部を有する第1回転体と、前記凹部を第1圧力室と第2圧力室とに区画する複数のベーンを有するとともに相対回動可能に前記第1回転体と組み合わせられる第2回転体とを備え、内燃機関の基準回転位相にて同期回転される前記第1回転体あるいは第2回転体の一方の回転を前記第1圧力室と第2圧力室との圧力の均衡により両回転体の他方に伝達して同第1回転体あるいは第2回転体に駆動連結されたカムシャフトを回転駆動するとともに、前記第1圧力室及び第2圧力室の容積変化により前記第1回転体と第2回転体との相対位相を変更して前記基準回転位相に対する前記カムシャフトの相対位相を変更することにより、前記カムシャフトにて開閉駆動されるバルブの開閉タイミングの前記基準回転位相に対する位相を進角側あるいは遅角側に変更する内燃機関におけるバルブタイミング調整機構において、前記内燃機関の始動時に、前記バルブの開閉タイミングを、内燃機関運転時において開閉タイミングが前記基準回転位相に対して最も遅れる最遅角タイミングよりも進角側に設定された始動タイミングとなるように前記第1回転体と第2回転体との相対位相を設定する始動タイミング設定手段を備えた内燃機関におけるバルブタイミング調整機構。
IPC (2件):
F01L 1/34 ,  F02D 13/02
FI (2件):
F01L 1/34 E ,  F02D 13/02 H

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