特許
J-GLOBAL ID:200903042071561372

密閉機器筐体冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-260314
公開番号(公開出願番号):特開平7-083582
出願日: 1993年09月13日
公開日(公表日): 1995年03月28日
要約:
【要約】【目的】 従来型のヒートパイプ式筐体冷却装置は装着上の自由度が小さく、天井取り付けの場合と側面取り付けの場合は全く異なった設計にする必要があり、また機器の中に部分的に高発熱量の部品がある場合それを効果的に冷却することは不可能であった。本発明はそれらを解決することを目的とする。【構成】 蛇行細管ヒートパイプをセパレータプレートを貫通してその面の両側を往復蛇行せしめて両面に剣山形状のピンフィン群を形成して基本ユニットとしこれに所定の副構成ユニットを組み合わせて機器筐体冷却装置を構成した。【効果】 蛇行細管ヒートパイプで形成されたフィン高さの低い極めて多数のピンフィン群の効果により冷却装置は小型化され性能は向上し天井部と側壁部の兼用が可能になった。又受熱部ピンフィンを延長し、筐体内の特に発熱の多い部品の熱量をこの延長フィンにより直接筐体外に放熱せしめ効率的に冷却することが可能になった。
請求項(抜粋):
密閉機器筐体の内部にて発生する熱量を主として筐体内の流体の対流により吸収し、機器筐体外に輸送し、主として筐体外の空気の対流中に放熱せしめて機器筐体内の発熱部の温度上昇を防止する密閉機器筐体冷却装置であって、この機器筐体冷却装置の構成は機器筐体の所定の部分に設けられた開口部分を気密に覆って取り付けられ、機器筐体壁相当の機能及び受放熱フィン群支持板としての機能を有するセパレータプレートを第一の構成要素とし、蛇行細管ヒートパイプにより形成され、多数回の蛇行を繰り返しながら、セパレータプレートを貫通し、プレート面に対し直立して配置され、機器筐体内部相当側を受熱部とし、機器筐体外部相当側を放熱部とし、それらを連結している中間部を断熱部とし、断熱部においてセパレータプレートに保持されて形成されてある受放熱フィンの群を第二の構成要素とし、此等二要素からなる冷却装置基本ユニットを主体としてこれらに所定の補助要素が併設されて構成されてあり、第一の構成要素であるセパレータプレートは金属角柱または金属の薄肉管の多数本が平行並列に且つ気密に密接接着されて構成された平板状体であり、各放熱フィンの断熱部は隣接する金属角柱または薄肉管の相互接着部においてそれらの外壁面に形成されてある挟持細溝に密に接着して挟持されて構成されてあり、第二の構成要素である放熱フィンの群はl字形状または倒立U字形状ピンフィン群であり、長尺の蛇行細管コンテナが多数回の蛇行を繰り返すことにより構成されてあるループ型または非ループ型蛇行細管ヒートパイプにより形成されてあり、その蛇行ターンの一回毎にl字形状または倒立U字形状ピンの一対が形成されて全体としてセパレータプレートの両面に多数のピン形フィン群が形成されて冷却装置基本ユニットが構成されあることを特徴とする密閉機器筐体冷却装置。
IPC (3件):
F28D 15/02 ,  F28D 15/02 102 ,  H05K 7/20
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭64-041792

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