特許
J-GLOBAL ID:200903042138101398

プロセスラインにおける学習制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 明田 莞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-229174
公開番号(公開出願番号):特開平9-070607
出願日: 1995年09月06日
公開日(公表日): 1997年03月18日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 プロセスラインでの学習制御に際して、現象とモデルのズレを適切に修正することを可能とし制御精度の向上並びに記憶容量の低減化を図らせ好適なプロセスラインの処理を実現し得る学習制御方法の提供。【解決手段】 プロセスラインで処理する材料の前工程での操業データを複数のブロックNに区分し、処理する材料をグループ別に分類し、実績値とモデル計算値とのズレを学習係数テーブルとしてブロック毎に作成し記憶する。今回材料の実績値とモデル計算値とのズレを計算、前回材料までの時系列的なズレの平滑値に対して比又は差の値を計算する。更に、今回材料のグループ別学習係数のテーブル値に対する比又は差の計算、各ブロック毎平滑化等の計算により新たな時系列学習係数を算出記憶する。このようにして、次回材料が属する各グループ別学習係数と新係数を基にモデル計算値を修正して次回材料の設定計算を行なう。
請求項(抜粋):
設定計算用のモデルを前回までの実績値に基づいて修正しながら、該モデルに基づいてプロセスラインを制御する学習制御方法において、前記プロセスラインで処理する材料の前工程での履歴、種類、サイズ、処理パターン等の操業データを複数のブロックNに区分し、かつ、該区分されたブロックi(i=1〜N)毎にプロセスラインで処理する材料をグループ別に分類して、各ブロックのグループ別に、実績値と前記モデルにより算出されたモデル計算値とのズレを学習係数として記憶するテーブルをブロック毎に作成しておき、今回材料の実績操業データに基づいて、前記モデルによるモデル計算値Ycalを算出して、該モデル計算値Ycal と今回材料の実績値Yact とのズレFを算出し、前記ズレFが、前回材料までの実績値とモデル計算値との時系列的なズレの平滑値Ftoに対する比または差で表される値Fg を算出し、前記値Fg が、区分された前記各ブロックi(i=1〜N)毎に、今回材料が属する他のブロックでのグループのグループ別学習係数のテーブル値Fgoj(j=1〜N,j≠i)に対する比または差で表される値Fgi(i=1〜N)を算出し、今回材料が属する各ブロック毎のグループのグループ別学習係数のテーブル値Fgoi(i=1〜N)を、各ブロック毎に前記値Fgi(i=1〜N)で平滑化したものを、新たなテーブル値として前記テーブルに記憶し、前記ズレFが、今回材料が属する各ブロック毎のグループのグループ別学習係数のテーブル値Fgoi (i=1〜N)に対する比または差で表される値Ft を算出し、前記平滑値Ftoを前記値Ft で平滑化したものを、新たな時系列学習係数として記憶し、次回材料の設定計算に際し、前記モデルから算出されるモデル計算値を、前記テーブルに記憶された次回材料が属する各ブロック毎のグループのグループ別学習係数と新たな時系列学習係数とに基づいて修正することを特徴とするプロセスラインにおける学習制御方法。
IPC (3件):
B21B 37/00 ,  G05B 13/02 ,  G05B 13/04
FI (3件):
B21B 37/00 111 B ,  G05B 13/02 L ,  G05B 13/04

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