特許
J-GLOBAL ID:200903042150461111

ワイヤーソー装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-120078
公開番号(公開出願番号):特開平9-300199
出願日: 1996年05月15日
公開日(公表日): 1997年11月25日
要約:
【要約】【課題】 極細ワイヤーを用いる切削加工において、ワイヤー張力の変動を小さくすることによりワイヤーの断線を防止できるワイヤーソー装置を提供する。【解決手段】 加工部ロールの外周におけるワイヤーの線速度に対する、ワイヤーの線速度検出手段から得られる供給リール、および収納リールでのそれぞれのワイヤーの線速度の過不足に応じて、前記供給リールおよび収納リールのそれぞれに回転結合されたサーボモータの回転に所定の回転速度の増減を行うとともに、前記複数のプーリのうちの少なくとも1個を動プーリとし、前記動プーリが前記加工部ロールに回転結合されたサーボモータに回転結合され、かつ前記動プーリでのワイヤーの線速度が前記加工部ロールの外周におけるワイヤーの線速度と等しくなるように強制駆動されることを特徴とする。
請求項(抜粋):
1本の切削用ワイヤーと、前記ワイヤーを供給する供給リールと、前記ワイヤーを案内する複数のプーリと、前記ワイヤーを巻き取る収納リールと、前記ワイヤーを巻き付けるための複数の加工部ロールとを備え、前記加工部ロールに前記ワイヤーを巻き付けて、切削加工用のワイヤー列を形成し、所定の張力を付与した前記ワイヤー列を被加工部材に押しあて、前記ワイヤーを往復走行させながら供給リールから収納リールの方向に移動させ、砥粒を含む加工液を供給しながら被加工部材を切削するワイヤーソー装置において、前記供給リール、前記収納リールおよび前記加工部ロールのそれぞれに回転結合されたサーボモータと、前記それぞれのサーボモータの回転を制御するモータ制御回路と、前記供給リールおよび前記収納リールでのそれぞれのワイヤーの線速度を検出するワイヤーの線速度検出手段とを備え、前記加工部ロールの外周におけるワイヤーの線速度をワイヤーの基準線速度とし、前記ワイヤーの基準線速度に対する前記ワイヤーの線速度検出手段から得られる前記供給リールおよび前記収納リールでのそれぞれのワイヤーの線速度の過不足に応じて、所定の加速信号或いは減速信号を前記モータ制御回路に入力することによって、前記モータ制御回路により前記供給リールおよび収納リールのそれぞれに回転結合されたサーボモータの回転に、所定の回転速度の増減を行うとともに、前記複数のプーリのうちの少なくとも1個を動プーリとし、前記動プーリが前記加工部ロールに回転結合されたサーボモータに回転結合され、かつ、前記動プーリでのワイヤーの線速度と前記ワイヤーの基準線速度とが等しくなるように、前記加工部ロールに回転結合されたサーボモータによって強制駆動されていることを特徴とするワイヤーソー装置。

前のページに戻る