特許
J-GLOBAL ID:200903042166386128
マグネシウム・コーティングのための二段階電気化学的方法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大塚 康徳 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-517972
公開番号(公開出願番号):特表平8-506856
出願日: 1993年02月09日
公開日(公表日): 1996年07月23日
要約:
【要約】マグネシウム及びその合金の二段階コーティング方法を開示する。第一段階は、約3乃至10重量%の水酸化物と約5乃至30重量%の弗化物とを含み、少なくとも約12のpHをもつ第一の電気化学的溶液中にマグネシウム部材を浸漬する工程を含む。電流密度を約10乃至200mA/cm2にコントロールすることによって、前記予備処理せる部材から成る陽極とやはり電解溶液と接触している陰極との間に増加する電位差が生ずる。次に、その部材を少なくとも約11のpHをもつ電解水溶液中に浸す。その溶液は、水溶性水酸化物,弗化物源及び水溶性珪酸塩、それぞれが溶液1リットルあたり約2乃至15gの水酸化物の添加、溶液1リットルあたり約2乃至14gの弗化物の添加、及び溶液1リットルあたり約5乃至40gの珪酸塩の量の添加によって調製される。この場合も、電流密度を約5乃至100mA/cm2にコントロールすることによって、予備処理された前記部材から成る陽極とやはり電解溶液と接触する陰極との間に増加する電位差、少なくとも約150ボルトが生ずる。この方法は、高い耐摩耗性及び耐食性をもつ優れたコーティングを生成する。
請求項(抜粋):
マグネシウム含有部材上に改善された耐食性コーティングを形成する方法であって、 (a)前記部材を、 (i)約3乃至10g/Lの水酸化物と、 (ii)約5乃至30g/Lの弗化物と、を含み、少なくとも役11のpHをもつ第一の電解水溶液中に入れる、工程と; (b)電流密度を約10乃至200mA/cm2として、前記電解溶液中において前記部材から成る第一の陽極と第一の陰極との間に約180Vまで増加する電位差を生じさせ、前記部材の表面に、弗化物,酸化物,オクソ弗化物又はその混合物を含む第一の層を形成して、予備処理した部材を生成する工程と; (c)前記の予備処理された部材を、 (i)約2乃至15g/Lの水酸化物と、 (ii)約2乃至14g/Lの弗化物源と、 (iii)約5乃至40g/Lの珪酸塩と、を含む成分から調製された溶液から成り、pHが少なくとも約11である第二の電解水溶液中に入れる工程と; (d)電流密度を約5乃至100mA/cm2として、火花放電をおこす条件下で、前記電解溶液中において予備処理した部材から成る第二の陽極と第二の陰極との間に少なくとも約150Vの電位差を生じさせる工程とを備え、 前記部材上に酸化珪素含有コーティングを形成する方法。
前のページに戻る