特許
J-GLOBAL ID:200903042182365858

鋳片設計方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河野 登夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-187044
公開番号(公開出願番号):特開2001-018058
出願日: 1999年06月30日
公開日(公表日): 2001年01月23日
要約:
【要約】【課題】 種々の注文が混在する場合であっても、余剰の発生を可及的に低減することができる鋳片設計方法を提供する。【解決手段】 当該注文ナンバに係るスラブ単位質量範囲を参照し、スラブ単位質量及びスラブ本数を仮決定し、それらを当該チャージナンバに割り付ける。ステップS21で、他のチャージナンバが余剰質量を有すると判断した場合、仮決定を行った注文に係る各スラブ単位質量範囲を参照して、余剰質量と重複するスラブ単位質量範囲が存在するか否かを判断し(ステップS22)、それが存在すると判断した場合、その質量範囲内の最大質量をスラブ単位質量に本決定して(ステップS23)、当該余剰質量を有するチャージナンバに、決定した注文ナンバのスラブ単位質量を割り付けた後、対応する進捗情報を更新する(ステップS24,S31)。
請求項(抜粋):
取鍋から鋳型に溶湯を供給して鋳造した複数の鋳片それぞれから1又は複数の製品を製造するに当たり、受注した製品の総質量である注文質量及び製品の質量許容範囲を含む複数の注文情報、各注文情報に係る鋳片の質量を制限する制限質量範囲、並びに取鍋から鋳型に供給する溶湯の質量に基づいて、チャージ別に、鋳造する鋳片の単位質量及び本数を注文情報に対応付けて決定することによって鋳片を設計する方法において、各注文情報それぞれについて、当該注文情報に含まれる製品の質量許容範囲及び対応する制限質量範囲に基づいて、設計可能な鋳片の単位質量範囲を定め、各注文情報から適宜の注文情報を選択し、また選択した注文情報に係る鋳片の単位質量及び本数を割り付けるチャージを生成し、既に鋳片の単位質量及び本数が割り付けてある他のチャージが存在するか否かを判断し、他のチャージが存在する場合、当該他のチャージに余剰質量が生じているか否かを判断し、余剰質量が生じているとき、その余剰質量が、当該注文情報に係る鋳片の単位質量範囲に含まれるか否かを判断し、それに含まれるとき、その余剰質量に割り付ける鋳片の単位質量及び本数を算出し、得られた鋳片の単位質量及び本数を当該注文情報に係る鋳片の単位質量及び本数として決定し、それらを前記他のチャージに割り付けることを特徴とする鋳片設計方法。

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