特許
J-GLOBAL ID:200903042205374787
衛星通信方式
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
井出 直孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-293376
公開番号(公開出願番号):特開平6-152482
出願日: 1992年10月30日
公開日(公表日): 1994年05月31日
要約:
【要約】【目的】 二つの地上局が衛星回線を介してデータを送受信する場合の伝送遅延時間を個々のデータ単位に各地上局と衛星との間の距離の差を考慮して正確に測定できるようにする。【構成】 各地上局の基準となるリアルタイムクロックを有する基準局Bを設け、各地上局はこの基準局から定期的に同報される基準時間TB をもとに、自局の時刻を衛星間の距離を考慮した時刻tB に地上局から衛星までの片道伝送遅延時間Dn を加えた値に合わせる。2局間でデータ送受信を行う場合に、送信側の地上局T1 が端末からデータが発生した時点での自局の現在時刻t1 を送信データに付加する。一方、受信側の地上局T2 は、受信データを端末に引き渡す時点での自局の現在時刻t2 をとり、t1 -t2 を伝送遅延時間として求める。
請求項(抜粋):
複数の地上局と、この地上局相互間に設定される通信回線を中継する衛星とを備え、前記地上局には、リアルタイムクロックと、前記通信回線に送信するパケットにこのリアルタイムクロックが表示する送信時刻の情報を付加するパケット化部と、前記通信回線を経由して受信するパケットから前記情報を抽出するデパケット化部と、このデパケット化部で抽出された情報に表示された送信時刻とその時の自局のリアルタイムクロックの値とを比較してパケットを送信した地上局のパケット化部からそのパケットを受信した地上局のデパケット化部までの所要時間を計算する計算部とを備えた衛星通信方式において、前記地上局の一つを基準局とし、この基準局には、自局のリアルタイムクロックに基づく送信時刻の情報を付加したパケットを定期的にこの基準局以外の地上局にあて同報する手段を備え、この基準局以外の地上局には、この同報する手段により送信されたパケットから抽出された送信時刻の情報にその地上局毎に設定された定数Dnを加算した時刻を自局のリアルタイムクロックの時刻として設定する同期手段を備えたことを特徴とする衛星通信方式。
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