特許
J-GLOBAL ID:200903042225945187

計算機ホログラムおよびその作成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志村 浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-022604
公開番号(公開出願番号):特開平11-202741
出願日: 1998年01月20日
公開日(公表日): 1999年07月30日
要約:
【要約】【課題】 演算負担を軽減しつつ、室内照明の再生環境で高品質な再生像を得る。【解決手段】 原画像上および記録面上に所定ピッチhで多数の単位線分および矩形領域を定義する。原画像上の第m番目の単位線分Amには、記録面上の第m番目の矩形領域Cmが対応する。単位線分Am上に多数の点光源Pmiを定義し、各点光源からの物体光と、斜め上方から照射された参照光Rφとによる干渉縞を矩形領域Cmに記録する。干渉縞の演算を行う際には、各点光源からの物体光のY軸方向の広がりを、所定の広がり角ξに制限し、矩形領域Cm内には、対応する単位線分Am上の点光源からの物体光のみを考慮した干渉縞が記録されるようにする。全矩形領域について干渉縞を求め、記録面20上に得られた干渉縞パターンを二値化し、この二値画像を電子線描画装置で媒体上に描画し、エンボスホログラムを作成する。
請求項(抜粋):
計算機を用いた演算により所定の記録面上に干渉縞を形成してなる計算機ホログラムを作成する方法であって、所定の原画像と、この原画像を記録するための記録面と、この記録面に対して照射する参照光とを定義する段階と、前記記録面上に多数の演算点を定義し、個々の演算点について、前記原画像上に定義された点光源から発せられた物体光と、前記参照光とによって形成される干渉波の強度を演算する段階と、個々の演算点について求められた干渉波の強度を二値化し、前記記録面上に二値画像を定義する段階と、前記二値画像に基づいて、媒体上に物理的な干渉縞を作成する段階と、を有し、前記原画像上に複数の単位線分を定義するとともに、前記記録面上に前記個々の単位線分にそれぞれ対応した個々の二次元単位領域を定義し、各二次元単位領域内に二次元的に分布する多数の演算点を定義し、1つの演算点について干渉波の強度を演算する際に、その演算点が所属する二次元単位領域に対応した単位線分上に定義された点光源のみを考慮した演算を行うことを特徴とする計算機ホログラムの作成方法。

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