特許
J-GLOBAL ID:200903042239435246

全有機体炭素計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 繁雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-138038
公開番号(公開出願番号):特開平7-318555
出願日: 1994年05月27日
公開日(公表日): 1995年12月08日
要約:
【要約】【目的】 TOC計内部で50ppbC以下の試験液を調製できるようにする。【構成】 TC酸化反応部2で生じた水蒸気の凝縮水を保持するブランクチェック用超純水トラップ22を設け、超純水トラップ22中の水を試料自動注入器15を介してTC酸化反応部2へ注入できるように流路を接続し、CO2検出部12の検出信号を処理するデータ処理部13には検量線データを作成して保持する検量線部30と、その検量線を用いてCO2検出部12の検出信号から炭素濃度を算出する炭素濃度算出部31と、この装置外にある一般の純水を測定したときの炭素濃度算出部31による算出濃度からその純水を超純水トラップ22の超純水で希釈して50ppbC以下の試験液を作成するための希釈倍率を算出する希釈倍率算出部32とを設け、試料自動注入器15の動作を制御する試料注入制御部18は希釈倍率算出部32により算出された希釈倍率に従って外部の純水と超純水トラップ22の超純水とを採取してTC酸化反応部2へ注入できるようにした。
請求項(抜粋):
水溶液試料中の全炭素をCO2に変換するTC酸化反応部を少なくとも含む反応部と、水溶液試料の一定量を採取して前記反応部に注入する試料自動注入器と、前記反応部にキャリアガスを供給するキャリアガス供給部と、前記反応部からキャリアガスとともに送られてきたCO2を検出するCO2検出部とを備えた全有機体炭素計において、前記TC酸化反応部で生じた水蒸気の凝縮水を保持するブランクチェック用超純水トラップを設けるとともに、この超純水トラップ中の水を前記試料自動注入器を介して前記TC酸化反応部へ注入できるように流路を接続し、前記CO2検出部の検出信号を処理するデータ処理部には検量線データを作成して保持する検量線部と、その検量線を用いて前記CO2検出部の検出信号から炭素濃度を算出する炭素濃度算出部と、この装置外にある純水を測定したときの前記炭素濃度算出部による算出濃度からその純水を前記超純水トラップの超純水で希釈して炭素濃度が極低濃度の試験液を作成するための希釈倍率を算出する希釈倍率算出部とを設け、かつ、前記試料自動注入器の動作を制御する試料注入制御部は前記希釈倍率算出部により算出された希釈倍率に従って前記純水と前記超純水とを採取して前記TC酸化反応部へ注入できるようにしたことを特徴とする全有機体炭素計。

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