特許
J-GLOBAL ID:200903042246027331

アルミニューム製オイルクーラ内蔵のラジエータタンク

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 窪田 卓美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-325462
公開番号(公開出願番号):特開平11-142089
出願日: 1997年11月11日
公開日(公表日): 1999年05月28日
要約:
【要約】【課題】 アルミニューム製ラジエータタンクのオイルクーラ取付孔にオイルクーラのパイプをろう付けすると共に、そのパイプとオイルクーラ本体の各エレメントとの間を治具なしで一体的にろう付け固定することのできる構造の提供。【解決手段】 オイルクーラ本体5の連通孔1の孔縁部に環状のボス10が配置され、そのボス10とラジエータタンク6との間に断面コ字状の保持板13の先端部が挿入されて、オイルクーラ本体5の外周が抱持される。そして、オイルパイプ8の先端部がラジエータタンク6のオイルクーラ取付孔7の筒状部7aに圧入されて、その筒状部7aの外周がボス10の開口に圧着保持される。それにより、保持板13を介してオイルクーラ本体5がラジエータタンク6に保持され、その状態で全体がろう付け固定される。
請求項(抜粋):
アルミニューム製の多板型オイルクーラが内蔵されるアルミニューム製のラジエータタンクにおいて、少なくとも一方の周縁が立ち上げられて皿状に形成されると共に、夫々の長手方向両端部に互いに整合するオイル連通孔1が穿設され且つ、周縁が互いに整合する一対のプレート2,3を有し、その一対のプレート2,3を重ね合わせてエレメント4が構成され、複数の前記エレメント4を積層してオイルクーラ本体5が構成され、ラジエータタンク6に穿設されたオイルクーラ取付孔7の孔縁部がタンク内面側に僅かに筒状に形成された筒状部7aを有し、オイルクーラ本体5の端に配置された前記プレート2の前記連通孔1の孔縁部とラジエータタンク6のオイルクーラ取付孔7の前記孔縁部との間に環状のボス10が配置され、そのボス10の開口が前記オイルクーラ取付孔7に略整合し、前記ボス10とラジエータタンク6の内面との間に、少なくとも断面コ字状部が存在するように曲折された板材よりなる保持板13の先端部が挿入されて、前記オイルクーラ本体5の外周が抱持され、オイルパイプ8の先端部が、前記ラジエータタンク6のオイルクーラ取付孔7の前記筒状部7aにそれが押し広げられるように圧入されて、その筒状部7aの外周が前記ボス10の開口に圧着されて組み立てられ、その状態で、それら各部品の接触部には少なくとも一方側にろう材が被覆されたブレージングシートが用いられて、全体が高温の炉内で、前記オイルクーラ本体5および前記ラジエータタンク6が前記オイルパイプ8を介して一体的にろう付け固定されてなるアルミニューム製オイルクーラ内蔵のラジエータタンク。
IPC (2件):
F28F 9/02 301 ,  F28D 9/00
FI (2件):
F28F 9/02 301 G ,  F28D 9/00

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