特許
J-GLOBAL ID:200903042257190498

フェナントレン誘導体、およびその強誘電性液晶混合物における使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-005194
公開番号(公開出願番号):特開平8-053672
出願日: 1995年01月17日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】【目的】本発明は、液晶混合物において混合物の特性を改良するために適当な新規化合物を提供することを目的とする。【構成】式(I)のフェナントレン誘導体:【化1】[式中、E1、E2、E3、E4、E5およびE6は、-N-、-CF-または-CH-であり;Gは-CH2CH2-または-CH=CH-であり;R1およびR2は、例えば、炭素数1〜20の直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり;R3、R4、R5、R6およびR7は、例えば、炭素数1〜16の直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基であり;Qは-CH2-O-、-CO-O-または単結合であり;M1およびM2は、-CO-O-、-O-CO-、-CH2-O-、-O-CH2-、-CH2-CH2-、-C≡C-または単結合であり;A1およびA2は、例えば、1,4-フェニレン、ピラジン-2,5-ジイル、ピリダジン-3,6-ジイル、ピリジン-2,5-ジイル、ピリミジン-2,5-ジイルまたはトランス-1,4-シクロヘキシレンであり;nおよびmは0または1である]。
請求項(抜粋):
式(I)のフェナントレン誘導体:【化1】[式中、記号および添字は次の意味を有する:E1、E2、E3、E4、E5およびE6は、-N-、-CF-または-CH-であるが、ただし次の例外が含まれる:E1(E4)が-N-または-CF-のとき、E2およびE3(E5およびE6)は-CH-でなければならず;E2および/またはE3(E5および/またはE6)が-CF-のとき、E1(E4)は-CH-でなければならず;E2(E5)が-N-のとき、E1(E4)は-CH-でなければならないが、E3(E6)は-CH-または-CF-であることができ;そしてE1からE6の少なくとも1つは-N-または-CF-でなければならない;Gは-CH2CH2-または-CH=CH-であり;R1およびR2は、互いに独立に、水素、-CN、-F、-Cl、-CF3または炭素数1〜20の直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素を有していても有していなくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上の-CH2-基が、-O-、-S-、-CO-、-CH=CH-、-C≡C-、シクロプロパン-1,2-ジイル、-Si(CH3)2-、1,4-フェニレン、トランス-1,4-シクロヘキシレンまたはトランス-1,3-シクロペンチレンで置換されていてもよいが、ただし酸素原子とイオウ原子(以下、カルコゲンと称する)は互いに直接結合せず、さらに、アルキル基の1個またはそれ以上の水素原子が-F、-Cl、-Brまたは-OR3で置換されていてもよく、あるいはR1およびR2は、下記のいずれかのキラル基であり、【化2】R3、R4、R5、R6およびR7は、互いに独立に、炭素数1〜16の直鎖もしくは分枝鎖のアルキル基(不整炭素を有していても有していなくてもよい)であり、ここで1個またはそれ以上の-CH2-基が、-O-または-CH=CH-で置換されていてもよいが、ただし酸素原子は互いに直接結合せず、さらに、アルキル基の1個またはそれ以上の水素原子が-Fまたは-Clで置換されていてもよく、あるいはR4およびR5は、オキシラン系、ジオキソラン系、テトラヒドロフラン系、テトラヒドロピラン系、ブチロラクトン系またはバレロラクトン系に結合する場合には、一緒になって-(CH2)4-または-(CH2)5-を形成してもよく;Qは-CH2-O-、-CO-O-または単結合であり;M1およびM2は、同一または異なり、-CO-O-、-O-CO-、-CH2-O-、-O-CH2-、-CH2-CH2-、-C≡C-または単結合であり;A1およびA2は、同一または異なり、1個またはそれ以上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,4-フェニレン、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいピラジン-2,5-ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいピリダジン-3,6-ジイル、1個またはそれ以上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいピリジン-2,5-ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいピリミジン-2,5-ジイル、1個または2個の水素原子がCNおよび/またはCH3で置換されていてもよいトランス-1,4-シクロヘキシレン、1,3,4-チアジアゾール-2,5-ジイル、1,3-ジオキサン-2,5-ジイル、1,3-ジチアン-2,5-ジイル、1個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,3-チアゾール-2,4-ジイル、1個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよい1,3-チアゾール-2,5-ジイル、1個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいチオフェン-2,4-ジイル、1個または2個の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいチオフェン-2,5-ジイル、ピペラジン-1,4-ジイル、ピペラジン-2,5-ジイル、1個またはそれ以上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいナフタレン-2,6-ジイル、1個またはそれ以上の水素原子がF、Clおよび/またはCNで置換されていてもよいビシクロ[2.2.2]オクタン-1,4-ジイル、または1,3-ジオキサボリナン-2,5-ジイルであり;nおよびmは0または1であるが、その和の最大は1である]。
IPC (5件):
C09K 19/34 ,  C07D221/10 ,  C07D471/04 112 ,  C09K 19/54 ,  G02F 1/13 500
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 特開平4-013797
  • 特開昭62-005931
  • 特開昭61-215356
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審査官引用 (16件)
  • 特開平4-013797
  • 特開昭62-005931
  • 特開昭61-215356
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引用文献:
出願人引用 (2件)
  • 日本化学会誌, 1990, (2), p.250-253
  • Journal of Heterocyclic Chemistry, 1979, p.517-523
審査官引用 (2件)
  • 日本化学会誌, 1990, (2), p.250-253
  • Journal of Heterocyclic Chemistry, 1979, p.517-523

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