特許
J-GLOBAL ID:200903042259678803

動的メモリ管理機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-144713
公開番号(公開出願番号):特開平11-338761
出願日: 1998年05月26日
公開日(公表日): 1999年12月10日
要約:
【要約】【解決手段】 メモリ獲得手段は残利用可能領域の一端から順次オブジェクト領域を獲得し、ガベージコレクション手段は、まず残利用可能領域をTO領域とし、TO領域に隣接する同量の既獲得済み領域をFROM領域とし、コピーにより個々のオブジェクト領域を移動させる形で部分ガベージコレクション処理を行い、次に、TO領域のうちオブジェクト領域が移動しておらず利用可能として残った領域と、空になったFROM領域を合わせた新しい残利用可能領域を新たなTO領域とし、まだガベージコレクション処理を行ってない既獲得済み領域のうち新しい残利用可能領域と同量の領域を新たなFROM領域として再度部分ガベージコレクション処理を行い、既獲得済み領域の全体にガベージコレクション処理が及ぶまで、部分ガベージコレクション処理を繰り返す。【効果】 長期間の連続運転が可能で、処理が簡素でその効率が良い。
請求項(抜粋):
ヒープ領域と、前記ヒープ領域からその一部をオブジェクト領域として獲得するメモリ獲得手段と、前記獲得したオブジェクト領域を前記ヒープ領域に戻し再利用可能とするメモリ開放手段と、前記メモリ獲得手段により獲得されたがプログラムから利用されなくなったオブジェクト領域を探索し、前記メモリ開放手段を用いて前記ヒープ領域へ開放するガベージコレクション手段とを備え、前記各オブジェクト領域にはそれぞれ、その利用状況を示す参照カウンタが存在し、各参照カウンタは対応するオブジェクト領域を参照するポインタの数を示すようその値が増減し、前記ガベージコレクション手段は、前記参照カウンタの値が0となったとき対応するオブジェクト領域を開放する参照カウンタ方式のガベージコレクション処理と、他の方式によるガベージコレクション処理を併用して動作する場合に、前記参照カウンタの値が0になり対応する第1のオブジェクト領域が開放される際に、前記第1のオブジェクト領域のみ開放し、前記第1のオブジェクト領域内にある1ない複数のポインタが参照している第2のオブジェクト領域については、参照カウンタの値の更新処理および同処理に付随して発生しうるオブジェクト領域の開放処理を行わないことを特徴とする動的メモリ管理機構。
IPC (2件):
G06F 12/00 591 ,  G06F 12/02 530
FI (2件):
G06F 12/00 591 ,  G06F 12/02 530 C

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