特許
J-GLOBAL ID:200903042300263550

船尾管の取付位置調節方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志村 浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-242844
公開番号(公開出願番号):特開2001-063693
出願日: 1999年08月30日
公開日(公表日): 2001年03月13日
要約:
【要約】【課題】 船尾管の取付位置の調節を容易に行う。【解決手段】 船尾のボス部10に、内径Dをもった船尾管20を挿入する。挿入した船尾管20内に、この船尾管の中心軸の正しい位置を示すための指標線として機能するピアノ線50を、滑車51および重り52を用いて張る。ピアノ線50と船尾管20との間に、電池61および電球62を直列接続しておく。両接触子の間隔をD/2に設定した内径測定用のマイクロメータを取り付けた竿を船尾管20内に挿入し、ピアノ線50と船尾管20内側面各部との距離がD/2以下となっているか否かを電球62の点灯状態により確認する。こうして、船尾管20の内側面の各部とピアノ線50との距離が、D/2となるように、ラチェットレンチを用いて位置調節用ネジを回動し、船尾管20の位置調節を行う。
請求項(抜粋):
船尾のボス部に、このボス部の内径よりも小さな外径を有する船尾管を取り付ける作業を行う際の位置調節方法であって、少なくとも内側面が導電性を有する船尾管を用意し、この船尾管を船尾のボス部に挿入する段階と、挿入した船尾管内に、この船尾管の中心軸の正しい位置を示すための導電性を有する指標線を張る段階と、前記指標線と前記船尾管の内側面との間の電気的な導通状態を検出することができる検出器を用意する段階と、内径測定用のマイクロメータと、前記船尾管の全長に応じた長さをもった竿部と、を有し、前記竿部の先端に前記マイクロメータが取り付けられており、かつ、前記マイクロメータの両接触子が互いに電気的に導通状態となるように構成された内径測定竿を用意する段階と、前記マイクロメータの両接触子の接触点の間隔を、前記船尾管の内半径に設定し、前記ボス部の開口端から前記内径測定竿を挿入し、前記両接触子の一方を前記指標線に接触させ、他方を前記船尾管の内側面の所定箇所に接触させる作業を行いながら、前記検出器により導通状態を確認し、導通状態が確認できない箇所については、前記指標線に近付けるような位置修正作業を行うことを特徴とする船尾管の取付位置調節方法。

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