特許
J-GLOBAL ID:200903042331535320

ヒト免疫不全症ウイルス感染の予防または治療の方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-555378
公開番号(公開出願番号):特表2002-511104
出願日: 1999年04月30日
公開日(公表日): 2002年04月09日
要約:
【要約】本発明は、式(I)(式中のRは炭素原子1-10個の直鎖状、分岐状、もしくは環状の炭化水素基、または芳香族基で置換された炭素原予1-5個の直鎖状もしくは分岐状の炭化水素基である。)で表されるγ-L-グルタミル-L-システインエステル化合物、または式(I)で表されるγ-L-グルタミル-L-システインエステルの2分子間の脱水素によって得られる酸化ダイマーのヒト免疫不全症ウイルス(HIV)感染の予防もしくは治療効果のある量を、その必要のある哺乳動物に投与することよりなる、新規もしくは無症状感染を含む、AIDSのようなHIV感染を予防もしくは治療する方法を提供するものである。この化合物は、抗酸化剤として、直接的に、または唯一のGSHプロドラッグとして作用し、それによって肝疾患、白内障、腎疾患、心や肝の再潅流障害、不整脈、および喘息に対して予防もしくは治療作用を示すことが知られている。本発明において、この化合物は抗HIV剤としての新規な性質を有することが見いだされた。すなわち、この化合物は、HIV増殖の4つの重要な因子すべてを遮断できる。つまり、HIV-1自身を不活性化し、急性の感染を抑止し、感染細胞からのウイルス産生を抑制し、そしてHIV産生細胞を選択的に殺すのである。これらのことは、抗酸化剤を含む他の抗HIV化学療法剤がかって達成し得なかったことである。かくして、本発明はAIDSを含むHIV感染の予防もしくは治療における優れた手段を提供するものである。
請求項(抜粋):
式(I)(式中のRは炭素原子1-10個の直鎖状、分岐状、もしくは環状の炭化水素基、または芳香族基で置換された炭素原子1-5個の直鎖状もしくは分岐状の炭化水素基である。)で表されるγ-L-グルタミル-L-システインエステル化合物または式(I)で表されるγ-L-グルタミル-L-システインエステルの2分子間の脱水素によって得られる酸化ダイマーのヒト免疫不全症ウイルス(HIV)感染の予防もしくは治療効果のある量を、HIV感染の治療もしくは予防の必要がある哺乳動物に投与することよりなる、HIV感染の予防もしくは治療方法。
IPC (3件):
A61K 38/00 ,  A61P 31/18 ,  A61P 37/04
FI (3件):
A61P 31/18 ,  A61P 37/04 ,  A61K 37/02
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 後天性免疫不全症候群の治療法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-096190   出願人:フリーラディカルサイエンスズインコーポレーテッド
  • 特開昭64-019059

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